皆様ご機嫌いかがですか?
スッキリしない梅雨のお天気が続く毎日。 涼し気なガラスの食器を勢ぞろいさせました。
アンティークガラスの魅力はエレガントなデザインはもちろんのこと人の手で作られた不揃いさにあります。ひとつずつ特別なキャラクターを持っておりますが使い手の心情を察しフレキシブルに対応してくれます。
英国で初めてケーキスタンドが登場したのは1620年だと聞いています。当時はスタンドというよりサーバーという名称でお料理を出すための器の役目を果たしていました。
18世紀になってから脚付きのスタンドが人気となりデザートのフルーツのための入れ物として使ったり、またいくつかを重ねてピラミッド型にしお菓子をディスプレイし楽しんだそうです。
英国より150年ほど遅れてアメリカで型押しガラスが流行り始め生産者は競ってユニークな作品を作りました。当時は色ガラスが流行でしたので赤や黄色の着色されたガラス器がテーブルに並びました。20世紀前半に出されたディプレッションガラスなどは色付きガラスの典型かと思います。
ガラス器の魅力は入れるものによって姿を代えられることですね。
グリーンとの相性が抜群なのでポタリーではしばしば花器としてもお仕事をさせています。
たくさん並べば並ぶほど涼し気に見えるのでこの季節は様々なシチュエーションで大活躍です。