5月のピンク、6月の緑を楽しんだ後、7月の庭では夏のヴィヴィットな色合いの花が咲きだしました。
庭は年によって全く違う顔を見せます。これは植物たちの領土争いの結果かと思われます。強いモノが勢力を拡大しそのお蔭で楚々とした優しい草花たちが消えてしまいました。こんなに小さな庭の中でも熾烈な争いが行われているのですね。
写真のバーベナは数年前に種から根付いた仲間です。着実に領土を広げ今年はお庭の入り口をモリモリに飾ってくれています。チビなので花は目立ちませんが群生すると美しく目を引きます。
冬の間は影も形もなくなるのにこの時期になると誰よりも丈が長くなりたわわに花を咲かせるフロックス。フロックスは育てやすいのでお薦めです。矮性の植物が多い日本の園芸種の中で夏に背丈が伸びる貴重な花です。種類は様々ありますがポタリーガーデンでは涼し気な白を沢山植えています。その名も富士山。名前の通りの姿ですね。
弱点は湿度に弱いこと。群生させると葉に白カビがついてしまいます。風通し良く適度に空間を取ってあげれば大丈夫。