久しぶりに会いに来てくれた友人から香川県の三豊市で古民家再生をした話を聞きました。
築100年近い平屋を購入しほぼ自分の手で改修工事をしてしまったのでびっくりすると同時に元気を沢山もらいました。
こちらは購入時の外観。平屋で60坪もあるので解体作業だけで半年かかったそうです。
田の字造りの民家は建具を取り払うと広いワンルームになります。
床、壁、天井を撤去。友人たちに手伝ってもらいながら地道に解体を進めたそうです。白アリ被害もあったので補強工事も兼ねて地元の大工さんに木工事だけ依頼しましたが、その後の内装工事、壁左官工事、塗装工事、雑工事は彼女が一人で手がけました。
玄関の引戸を撤去しイギリスのアンティーク扉が入っただけでゾクゾクするほど素敵になりました。扉の中の様子を拝見したくなりますね。
英国アンティークドアの向こうは広々とした玄関ホールに大変身。
玄関から奥は広い空間が広がるリビングスペース。
お酒に強い仲間たちと集えるようにバーカウンターまで登場しました。すべて彼女の手作りです。
瀬戸内海に面した土地柄ゆえ気候温暖で果物も野菜も良く育つそうです。こちらで食をテーマにした活動をしたいと話してくれました。10月になると10日間のお泊りリトリート教室が開催されるとのこと。自由な発想でこの空間を使っていただける方たちを募っています。
友人のえっちゃん(小池悦子さん)。本業はCMのためのロケーションコーディネイター。2軒ある自宅をお洒落なスタジオに変身させた経験から3軒目も自分の手で作ってしまいました。センスの良さはもちろん、力仕事も厭わぬ元気の良さには定評があります。
湘南からはちょっと遠いけれどぜひ訪ねたい場所のひとつになりました。
家を壊さず再生する。私が一番大切にしたい建築のテーマを身近な友人が見せてくれたこと嬉しくて皆さんへご報告してしまいました。
The restoration of old folk houses is one of my architectural themes. A friend of mine renovated 100 years old house. It is good to see old house comes back to life.