2024年9月28日

Today's lunch (今日のお昼ごはん)

 

イギリスコーンウォール地方の労働者たちのお弁当、コーニッシュパスティ。日本ではなかなか食べられなかったけれどカフェの担当者たちの弛みない努力のお蔭でポタリーの定番メニューのひとつになりました。







中身はポテトとビーフ。パリッとしたパスティの食感と柔らかいポテトのコンビネーションから英国を思い出します。昔のワーキングクラスの人々はパスティの終わり1/3程に林檎を入れて焼いていたと聞きます。お肉とポテトから食べ始め最後はリンゴのパイで〆る。デザート付きのパスティでした。
残念ながらこのような工夫のあるものにお目にかかったことがなくて林檎入りパスティはお話の中で想像するばかりですがいつかポタリーカフェで焼いてもらいたいなと思っています。
週末カフェ営業中。ぜひパスティを召し上がりにいらしてください。


Our weekend tearoom serves you Cornish pasty for lunch. The fillings are potato and beef as usual, but one day would like to bake it with apple at one side.

2024年9月27日

Bertie's back. (バーティ帰宅)

 

お山から帰宅したバーティ。本日よりショップで皆様をお迎えしています。

バーティが帰って来ただけでお店は賑やか。小さくて大きな存在です。






みなさーん、ただいま。きょうからおみせでおしごとしてます。あいにきてね!by バーティ。

Bertie’s back to work. He is a small dog, but big existence.


2024年9月26日

Old house regeneration (古民家再生)

 

久しぶりに会いに来てくれた友人から香川県の三豊市で古民家再生をした話を聞きました。

築100年近い平屋を購入しほぼ自分の手で改修工事をしてしまったのでびっくりすると同時に元気を沢山もらいました。






こちらは購入時の外観。平屋で60坪もあるので解体作業だけで半年かかったそうです。












田の字造りの民家は建具を取り払うと広いワンルームになります。









床、壁、天井を撤去。友人たちに手伝ってもらいながら地道に解体を進めたそうです。白アリ被害もあったので補強工事も兼ねて地元の大工さんに木工事だけ依頼しましたが、その後の内装工事、壁左官工事、塗装工事、雑工事は彼女が一人で手がけました。










玄関の引戸を撤去しイギリスのアンティーク扉が入っただけでゾクゾクするほど素敵になりました。扉の中の様子を拝見したくなりますね。






英国アンティークドアの向こうは広々とした玄関ホールに大変身。












玄関から奥は広い空間が広がるリビングスペース。










お酒に強い仲間たちと集えるようにバーカウンターまで登場しました。すべて彼女の手作りです。








瀬戸内海に面した土地柄ゆえ気候温暖で果物も野菜も良く育つそうです。こちらで食をテーマにした活動をしたいと話してくれました。10月になると10日間のお泊りリトリート教室が開催されるとのこと。自由な発想でこの空間を使っていただける方たちを募っています。





友人のえっちゃん(小池悦子さん)。本業はCMのためのロケーションコーディネイター。2軒ある自宅をお洒落なスタジオに変身させた経験から3軒目も自分の手で作ってしまいました。センスの良さはもちろん、力仕事も厭わぬ元気の良さには定評があります。
湘南からはちょっと遠いけれどぜひ訪ねたい場所のひとつになりました。

家を壊さず再生する。私が一番大切にしたい建築のテーマを身近な友人が見せてくれたこと嬉しくて皆さんへご報告してしまいました。


The restoration of old folk houses is one of my architectural themes. A friend of mine renovated 100 years old house.  It is good to see old house comes back to life.












2024年9月24日

Travelling is full of encounters. (旅の楽しみ)

 

古き日本の建築物を追いかける旅。兵庫県丹波篠山の商家群も重要建築物保存地区指定を受け大切に守られている町です。伊根町の舟屋や美山の茅葺の家と同様にこちらでも篠山で暮らす人々の暮らしを垣間見ることができました。



ちょうど私たちが尋ねた時町屋全体を美術館として近隣のアーティストたちの作品を展示するアートフェスティバルが開催されており気軽に建物の内部を拝見できました。




フィンランドでファブリック製作に関わった作家さんの作品。町屋の土間に違和感なくぴったり収まっていました。











日本家屋独特の陰影の中で堂々と彩りを際立たせる布使いに溜息がでます。

この様な恵まれた空間で作品を紹介できるアーティストたちは何と幸運なのでしょう。家と一体なった空間を拝見できる私たちにとっても素敵な体験でした。

こちらは昼間はカフェ。夜はお酒をいただけるバーになります。入り口からは何のお店か分かりにくいけれどお店の中は快適に改装され居心地良く長居してしまいました。

お店の名前は條鐵庵(じょうてつあん)。長く強く続けると言う意味が込められているそうです。








お店の内部です。
お食事も丁寧に作られ美味しくいただきました。







お食事はどれも美味しかったけれど一番のお薦めはフレンチトースト。ボリュームたっぷりの一皿はお薦めです。








オーナー夫妻。
また会える日を楽しみにしています。

旅の楽しさを一言で表現すると素敵な出会いに尽きます。今回の旅でも沢山の人たち、建築、お仕事やアートなど数えきれないほどの感動をいただきました。
私の旅。まだまだ続きます。

Travelling is full of unexpected encounters. They always inspire us.



























2024年9月22日

A nice cup of tea (ポタリーカフェのお茶)


ポタリーカフェで人気のKumitハーブティー。Alice展のために特別に作ってくださったアリスという名のお茶はスパイス入りなので体を温める効果もあります。長く続いた猛暑の後でいただくお茶としてお薦めです。







素人のお遊びでミックスティーを作ったことがあります。分量はもちろんのこと組み合わせ方によって味が激変します。繊細な作業を要求される難しい仕事だと痛感しました。











アリス展初日に開催したトークイベントの際に召し上がっていただいたイチヂクのケーキ。お庭のイチヂク入り。何度も試作をし今日のために焼いてもらいました。こちらも微妙な隠し味が施されています。
お茶もケーキからも作り手の真剣さが伺えます。

Alice展、本日最終日です。今日もよろしくお願いいたします。

We are pleased to see many guests during exhibition. Today is the last day of Alice.
Please come to join us to have a fun!






2024年9月20日

Alice in Wonderland (アリス展 つづき)

 

アリス展始まりました。

前回ご紹介できなかったお品たちをご案内いたします。







ポタリーカフェで大人気のハーブティー。Kumitさんのお茶がバージョンアップして登場しました。
アリスのお茶会をイメージした新作も多数販売いたします。











体も心も温まる優しいお味。ぜひお試しください。












TAKAKO DRESS。One Size、オールシーズン着られるたかこさんのドレス。年齢関係なく楽しめそうですが特に妙齢のレディーに来ていただきたいな。












たかこさん。コテージさんの麦わら帽子との相性もよくモデルさんになっていただきました。












幾つになっても素敵なドレスや帽子でお洒落したいと思うのは女性ならではですね。

11月22日日曜日まで展示即売をいたします。ぜひお時間を作られてお出かけくださいませ。

Alice exhibition has started. We’ll introduce more to inspire you. Please come to join us!

 


2024年9月19日

Alice in wonderland (アリス展)

 

明日から3日間開催するアリス展。ポタリーギャラリーにはアリスをコンセプトにしたお品が続々到着しています。

原村ワンズワースのイングリッシュ展でお馴染みのコテージさんのHATS。年間通して被れる麦わら帽子と一緒に冬のコーディネイトを引き上げるベロアの帽子も届いています。どれもお洒落でお薦めです。




刺繍作家の彩り屋さん。毎回大人気のウサギのブローチ他アリスに因んだお品が出されます。









フランスブロカントの専門店、quoi de neuf (クアドゥヌフ)さん。パリから届いたばかりのアンティークとビンテージアクセサリーをご覧いただけます。












以前ご紹介したピューター製のバックルコレクション。コレクターズアイテムとして皆様にお目見えいたします。












一つずつユニークで見飽きません。



アリスのバックルをお持ちくださった坂崎氏。アリス展のお蔭でお会いできました。彼自身がMad Hatterのようなお洒落なお姿なので思わず写真を撮らせていただきました!人との出会いは不思議。ショップを運営していて良かったなと思うのは企画が無かったらきっとお会いできなかった人たちと仕事ができる時です。今回も沢山の出会いを楽しみに。明日から3日間頑張ります。

明日搬入のKumit(ハーブティー)さんとTakako Dress (タカコ)さんの商品はまた明日ご紹介します。

Alice exhibition will start from tomorrow. Each exhibitor introduces something relate to Alice's world. We expect to have many encounters through Alice. 






2024年9月16日

Beautiful Japanese country (美しい日本 つづき)

 

美しい茅葺屋根の家々が並ぶ村、美山(みやま)。重要伝統的建造物保存地区に指定されているため家は壊されず人々は昔ながらの家々を補修しながら使用しています。観光客は訪れますが伊根町の舟屋と同じく住まう人々の暮らしを拝見できることが魅力のひとつでもあります。


観光客のために村に数件ランチや午後のお茶をいただけるカフェがありますがコンビニ、スーパーなどはありません。お買い物はどうしているのでしょうかと村人に訪ねると”宅配をしてもらってます。”とのこと。
美山は山深いところですが京都府南丹市、京都から車で1時間半ほどの距離なので物流は困らないとのことです。








本日のお宿。茅葺農家体験です。
村に宿泊施設は2軒のみ。夕食を出してくれるのはこちらだけとのこと。このお宿は村で運営しているので村のおじさん、おばさんがお食事やお風呂の用意をしてくれました。





夕食の地鶏鍋です。平飼いの鶏のため肉に歯ごたえがあると言われましたが本当に硬くて味の濃い美味しさでした。
鶏たちは村はずれで飼われているそうです。









ここの主要な産業は昔から変わらず農業です。田圃を作り畑を耕し村人同士が協力しあって暮らしています。夏に稲の刈取りを済ませるとすぐに空いた田圃に蕎麦を撒きます。土地を有効に大切に使うのも昔ながらの知恵なのですね。
Another beautiful Japanese country was located deep in the country. The thatched houses are preserved under the law. 






2024年9月14日

Beautiful Japanese country (美しい日本の田舎)

日本海に面する京都の北部は昔ながらの黒瓦の家々が今でも現役で活躍しています。残念ながら京都市内ではこの様な景色を見る機会が少なくなってしまいましたが地方にくるとまだ十分古くから続く暮らしを拝見できます。




日本三景で有名な天橋立から車で30分ほどで舟屋で有名な伊根町に到着します。









伝統的な建物が軒を連ねて水に浮いているように建っています。伊根湾は水深が深く嵐の時も被害を受けにくい構造になっているとのこと。安全な入り江に入ってきた船は雨風から守られ修理しやすいように直接家に引き入れられました。舟屋は自然の力と人間の知恵で生まれた建築物です。間口2間程。屋根は切妻が定番です。2階は船のための資材置き場として使っていたそうですが今はユニークなお宿として大活躍しています。


この村にはコンビニもスーパーもありません。観光客用のカフェやレストランは午後5時には店じまいです。最寄りのコンビニは20キロ離れています。村に1件だけあるよろずやさんでようやくお茶やパンを購入。今夜と明日の朝ごはんを調達しました。





ここには住宅メーカーの家の入り込む余地はありません。人々は昔ながらの建物を補修しながら大切に暮らしています。
コンビニが無くても人は不自由なく暮らせるものですね。美しい街並みを守り観光客に媚びない伊根町の人々の心意気に頭が下がります。
The outskirt of Kyoto has many old-fashioned villages. Inemachi is one of them. They keep houses as same as before to preserve the beauty of cityscapes.