日本海に面する京都の北部は昔ながらの黒瓦の家々が今でも現役で活躍しています。残念ながら京都市内ではこの様な景色を見る機会が少なくなってしまいましたが地方にくるとまだ十分古くから続く暮らしを拝見できます。
日本三景で有名な天橋立から車で30分ほどで舟屋で有名な伊根町に到着します。
伝統的な建物が軒を連ねて水に浮いているように建っています。伊根湾は水深が深く嵐の時も被害を受けにくい構造になっているとのこと。安全な入り江に入ってきた船は雨風から守られ修理しやすいように直接家に引き入れられました。舟屋は自然の力と人間の知恵で生まれた建築物です。間口2間程。屋根は切妻が定番です。2階は船のための資材置き場として使っていたそうですが今はユニークなお宿として大活躍しています。
この村にはコンビニもスーパーもありません。観光客用のカフェやレストランは午後5時には店じまいです。最寄りのコンビニは20キロ離れています。村に1件だけあるよろずやさんでようやくお茶やパンを購入。今夜と明日の朝ごはんを調達しました。
ここには住宅メーカーの家の入り込む余地はありません。人々は昔ながらの建物を補修しながら大切に暮らしています。
コンビニが無くても人は不自由なく暮らせるものですね。美しい街並みを守り観光客に媚びない伊根町の人々の心意気に頭が下がります。
The outskirt of Kyoto has many old-fashioned villages. Inemachi is one of them. They keep houses as same as before to preserve the beauty of cityscapes.