2025年8月5日

Bertie's back home! (バーティの一時帰宅)

 

ポタリーの看板犬バーティ、お山から一時帰宅しました!今日から3日間お店でお仕事します。








ふぅー。同じ山でも鎌倉山は暑いですね💦by バーティ














いつもの定位置でお仕事中。お客様が見えるとわんわん吠えてご挨拶してます。バーティのお蔭でお店が急ににぎやかになりました。
ぜひ会いにいらしてくださいませ。







おまけの写真。
山の暮らし。朝ごはんの後は木陰でお昼寝。

Dogs sleep well. They sleep after breakfast, lunch, tea breaks and walking.  They almost do 20 hours a day. I wonder what they are dreaming.




おやつの後もずっとすぴーっとお昼寝三昧。
いつ起きるの?









おまけの写真つづき。
先代バーティの夏。暑くてずっと舌が出っぱなしでした。首や頭にアイスノンを載せて凌いでたっけね。
晩年になって山の家で夏休みをとることができ少し長生きできたのかもしれません。懐かしい写真です。



2025年8月3日

Summer in Kamakura (鎌倉山の夏)

 

ポタリーの週末カフェ。今日は久しぶりに私一人で運営しました。のんびりお茶を飲みながら売り場のケーキを食べたりして終日楽しく過ごそうと思っていたけれども猛暑の中でも訪ねてくださるお客様がいらっしゃり感謝の気持ちでいっぱいになりました。汗だくになりながら鎌倉山までいらしてくれた皆様に美味しいものをきちんとお出ししなくてはと背筋が伸びる思いです。





ポタリーのケーキはイギリスの定番ばかり。友人のお母さんの古いレシピを見ながら焼き上げたバナナブレットとアップルクランブルは懐かしい英国の暮らしを思い出させてくれます。味覚が語る優しい思い出を皆様へお伝えしたくてせっせと作りました。



どうぞ楽しい夏休みをお過ごしください。
ポタリーはお盆の間も月曜日の定休日以外はお休みなく営業しています。ウィークデーのカフェの運営についてはインスタグラムにてお知らせします。
どうぞよろしくお願いいたします。

I've been living in Kamakura for more than half a century.  Then I think this summer it is the hottest. Our guests say Kamakurayama is much cooler than other areas. I think it thanks for trees which brings fresh wind.







2025年7月31日

Memories of England (古き良きモノたち)

 

英国の旅の楽しみは多種多様にあります。中でも古き良きモノたち(アンティーク)を訪ねることは旅の醍醐味のひとつです。

写真はSandwichで出会ったチャリティーマーケット。教区教会だった建物をそのまま使いBric a Brac(古道具や骨董品、ガラクタに至るまで)の宝庫として大活躍させています。
私たちがいる間にもご近所の方がバスケット一杯のお品を持参しカウンター横に置いたままボランティアの人と長話。



天井が高い重厚な建物の中は今ではモノと人々が交流するコミュニティーセンターの様です。
高い窓のステンドガラスから零れる光も美しくお買い物をすることはもちろん建物自体の雰囲気を楽しんで参りました。










併設のカフェでは定番のケーキとポットティーのサービスが良心的なお値段で提供されます。
チャリティショップゆえ売上は寄付金として教会の運営資金に充てられるそうです。

ボランティアとチャリティ。どちらもイギリス文化に根付いた活動です。







晴れた日は外でのんびり読書やお昼寝をする人々の姿も見え、地域挙げての優しい生活を羨ましく思いました。

最近旅の記録の一部を英国ファンのための情報誌、UK Walkerに投稿しました。ぜひご笑覧下さい。

https://ukwalker.jp/culture/11703/

Volunteering and charities are deeply taken root in the British culture. 



2025年7月29日

Memories of England (古き良きモノ)

 

古き良きモノたちを大切にするイギリス人のライフスタイルは町や村の景観によく表れています。写真はコッツウォルズの小さな村、Stanway(スタンウェイ)。蜂蜜色の家は優に200年は経過してなお美しさを発揮しています。


この村にはお店もカフェもなく観光ルートから外れているのでいつ訪れても眠っているように静かです。近くのBroadway(ブロードウェイ)でお買い物やお食事を済ませゆっくりコッツウォルズの村を楽しみたい方にお薦めの村です。










コッツウォルズの旅でお薦めの町のひとつ、Bath(バース)。ここにある本屋さん、Bayntunは古書を扱う書店であると同時に本を修復してくれるショップとして世界的な名声を誇っています。





Bayntunのもう一つの重要な仕事は本の修復事業です。Binderyと呼ばれる技術を19世紀創業以来変わらず引き継いでいます。クイーンエリザベス2世の祖母であるクイーンアンによる絶大なサポートもあり19世紀から20世紀にかけての歴史の荒波を乗り越えてきました。





機械に頼らずすべての工程を熟練した職人たちの手で作られ再生された本は次世代へ大切に引き継がれます。AIによる効率化が推奨される現在のビジネス形態を一蹴し頑固なまでに伝統を守ることから英国人の古き良きモノへの愛着を一層感じます。










日本では昨今ペーパーレスを奨励する傾向にあるため書店が激減していると聞きます。頑固なまでに伝統を重んじるイギリス人気質が仕事ぶりに表れていますね。

The English value the tradition. They respect old things which have history and aged character.

2025年7月24日

Memories of England (旅の思い出 Janeの家)

 

ポタリーのインスタグラムでご紹介したJane Hogbenの大人可愛い陶器。入荷の報告をした途端に彼女の作品のファンたちが早々に来てくださいました。アーティストとして根強い人気を誇るJane。ブレないモノ作りへの想いと素敵なライフスタイルが彼女の作品を作っています。






London郊外に建つ家はジョージアン時代のもの。築200年を超えた風格があります。彼女の好きな色でペイントされたエントランスを入ると左右にアトリエ、ワークショップ、プライベートルームの空間が広がります。










ワークスペース内のストックルーム。目移りしてしまってポタリーへ送ってもらうお品を選ぶのは至難の業です。












どこもかしこもアートが溢れた空間です。













正面のドアからプライベートスペースへ。













壁に駆けられた絵画はJaneの夫のEdwardが家族から引き継いだものだそうです。左端の肖像画も祖先のひとりとのこと。
何代にもわたり継承し大切に使い続ける英国のライフスタイルを羨ましいなと思います。





リビングルームのテラスドアからガーデンへ。庭では毎年せっせと野菜を育てています。これはEdwardの仕事。丁寧なお仕事ぶりに毎回感心させられます。












庭の奥にこんな素敵なものを発見しました。等身大のエンジェルの下に愛犬フレディが眠っています。
彫像はJaneのお母さん、Ann Hogbenの作品。フレディがお空へ旅立った時に作ってもらいました。

Ann Hogbenも昨年94歳で旅立ったとのこと。彫刻家として大活躍なさったAnnは生涯にどれほどの数の作品を残されたことか。幸いなことに生前作っていただいたバーティの彫刻やガーデナーの作品がポタリーに残っています。自分が旅立った後に残せる仕事ができることはなんて幸せな事でしょう。




在りし日のフレディ。ユーモアのあるわんこでした。ずいぶん笑わせてもらいました。

A best friend of mine, Jane is living at the beautiful Georgian house near London. It is her atelier and workshop. Whenever I visited her, I saw her work and her lifestyle as well.  
Great works of art come from a great lifestyle.






2025年7月20日

Summer flowers (夏の花)

 

花たちはいつも季節を告げる使者です。














熱い陽射しを受けて元気に過ごす花たち。葉も花びらも肉厚で繊細さからは遠いけれど色鮮やかな姿を見ているだけで元気を貰えます。











ポタリーガーデン。毎年決まった場所から姿を見せてくれる植物たちはすごいなと感心してます。暑さのせいか蝶や蜂の数が減っているのが心配だけれど涼しい夕刻に優しい蝉の声に耳を傾けながらせっせと水遣りをしています。
小鳥も小動物も虫たちもそれぞれの役割を持って生まれてきたことを知るとどれも大切にしなくてはと思います。






ミソハギのブッシュの足元からユーパトリウム(西洋フジバカマ)や六角トラノオが顔を出し始めました。もうすぐ庭の色はパープルとピンクに変わります。

Summer flowers look energetic with vivid colors. Every year flowers are coming to see us at the same place. How faithful they are!




2025年7月18日

Life with dogs (犬のいる暮らし)

 

ジャックラッセルのルーカス。1日看板犬として今日はポタリーに出社してます。

お客様の気配がするとショショショッと尻尾ふりふりでお出迎え。可愛いねーと言われて得意顔です。褒められて嬉しいのは人も犬もいっしょ。たくさん褒めてあげて可愛がってあげたいです。





ルーカスがいるだけでお店がこんなに楽しくなるなんて犬はなんと偉大な存在でしょう。バーティ不在で静かだったショップが急ににぎやかになりました。







お山のバーティ。毎日山を駆け回っているお陰でお腹が引き締まりNice Bodyになってきました。主治医の元気動物病院の院長先生にもダイエットができて偉いねと褒められ得意顔。




まだまだ暑い日が続きますが皆様どうぞお元気でお過ごしください。
バーティは8月5日に一時帰宅します。ぜひ会いにいらしてくださいませ。

Lucas, the Jack Russel is now working at House of Pottery shop as a one-day sales manager.  He greets customers by wagging tails.
 















2025年7月17日

Short Trip (小さな旅)

 

南北に長く大きな長野県は東側と西側では趣が異なる様に感じます。先月西側の奈良井宿を訪ねた時に行ってみたいなと思っていた海野宿(うんのじゅく)を先日訪ねてみました。東御市にあるこちらの宿は長野善光寺へ続く北国街道沿いに位置してます。江戸時代には行きかう旅人たちでにぎわったことでしょう。今は眠りについたような静けさ。お店も少なく観光客に媚びない凛々しい雰囲気です。

写真は民族資料館。築150年の建物は昔宿屋として大活躍していたそうです。旅人たちは2階の相部屋に宿泊。昔ながらの農機具や養蚕に使用した部屋を見学。







表戸に格子の付いた家並みと防火用の壁としてうだつが付いているのが海野宿の町並みの特徴です。うだつには美しい意匠が施され当時の暮らしの豊かさの名残が見えます。古い宿場町を訪ねるといつも感心するのは職人さんたちの腕の良さ。時代を超えて私たちを感動させる技術に彼らの誇りを感じます。








さて、今回の旅のメインは海野宿ではなくてこちらのb民泊です。東御市にあるMaison d'hotes 農の家。


江戸時代に建築されたという究極の古民家を構造部分以外はほぼオーナーの手で改装しお宿として開放しています。






玄関の引戸を開けると内部には大きな遊びの空間が広がっています。玄関土間から上は吹き抜けで1階と2階のどちらも自由に使える贅沢なお宿。1日1組限定でゲストを迎えるコンセプトからオーナー夫妻がお宿に込めた思いが伝わります。






1階はダイニングとライブラリー、








ライブラリーの奥のコーナーはベッドルームになっています。4名まで宿泊可能とのこと。家族連れにお薦め。












築200年の建物の梁と垂木は柿渋塗りで仕上げてます。全館塗り終わるのに4年かかったとのこと。オーナー夫妻から家づくりの楽しさが伝わりますね。











吹き抜け階段を登って2階へ。













広々としたベッドルーム。













寛ぎのスペースで夕刻に蜩の声を聞きながらソファでお昼寝。至福の時です。












ステップフロアの最上階は体操とヨガのスペースと勝手に呼んでいます。ともかく広すぎて全部の空間を使えませんでした~。








1階のタイニングでお夕食が始まります。オーナー自ら畑で育てた野菜や果物を使ったお料理はどれも丁寧でフレッシュなお味。ただ美味しいという表現だけでは言葉が足りない美味しさでした。






前菜はキッシュと春菊の春巻き。生野菜サラダ。春巻きに添えられた天ぷらは人参の葉とのこと。大切に育てた野菜たちを最後まで美味しくいただく。コンセプトが人参の葉っぱに象徴されてました。










甘くクリーミーな玉ねぎの冷製フープ。













メインはビーフかポークから選べます。私はポークを。
付け合わせの野菜まで完食しました。












デザートの盛り合わせ。お腹一杯になりました。









おまけの写真。
朝食。こちらに自家製ブレッドがもりもりに登場し完食しました。朝から元気一杯で今日も一日楽しみます。

築200年の民家を改修し冬は薪ストーブで暖を取り夏は山から届く涼しい風を取り込み、大地と対話しながら自給自足に近い暮らしを実現しているオーナーご夫妻。あちこちを旅していらしたことが調度品やインテリアから伺えます。控えめで多くを語らないけれど暖かいおもてなしの心がお仕事ぶりから伝わります。冬季は休業。短い期間しかオープンしていないためなかなか予約が取れませんがお薦めのお宿をご紹介できて幸いです。

旅の楽しさのひとつは人との出会い。今回も素敵な出会いに恵まれました!

Every month, we try to make a short trip to see different places and lovely people.
It inspires us to find the idea in our life.