2025年7月24日

Memories of England (旅の思い出 Janeの家)

 

ポタリーのインスタグラムでご紹介したJane Hogbenの大人可愛い陶器。入荷の報告をした途端に彼女の作品のファンたちが早々に来てくださいました。アーティストとして根強い人気を誇るJane。ブレないモノ作りへの想いと素敵なライフスタイルが彼女の作品を作っています。






London郊外に建つ家はジョージアン時代のもの。築200年を超えた風格があります。彼女の好きな色でペイントされたエントランスを入ると左右にアトリエ、ワークショップ、プライベートルームの空間が広がります。










ワークスペース内のストックルーム。目移りしてしまってポタリーへ送ってもらうお品を選ぶのは至難の業です。












どこもかしこもアートが溢れた空間です。













正面のドアからプライベートスペースへ。













壁に駆けられた絵画はJaneの夫のEdwardが家族から引き継いだものだそうです。左端の肖像画も祖先のひとりとのこと。
何代にもわたり継承し大切に使い続ける英国のライフスタイルを羨ましいなと思います。





リビングルームのテラスドアからガーデンへ。庭では毎年せっせと野菜を育てています。これはEdwardの仕事。丁寧なお仕事ぶりに毎回感心させられます。












庭の奥にこんな素敵なものを発見しました。等身大のエンジェルの下に愛犬フレディが眠っています。
彫像はJaneのお母さん、Ann Hogbenの作品。フレディがお空へ旅立った時に作ってもらいました。

Ann Hogbenも昨年94歳で旅立ったとのこと。彫刻家として大活躍なさったAnnは生涯にどれほどの数の作品を残されたことか。幸いなことに生前作っていただいたバーティの彫刻やガーデナーの作品がポタリーに残っています。自分が旅立った後に残せる仕事ができることはなんて幸せな事でしょう。




在りし日のフレディ。ユーモアのあるわんこでした。ずいぶん笑わせてもらいました。

A best friend of mine, Jane is living at the beautiful Georgian house near London. It is her atelier and workshop. Whenever I visited her, I saw her work and her lifestyle as well.  
Great works of art come from a great lifestyle.






2025年7月20日

Summer flowers (夏の花)

 

花たちはいつも季節を告げる使者です。














熱い陽射しを受けて元気に過ごす花たち。葉も花びらも肉厚で繊細さからは遠いけれど色鮮やかな姿を見ているだけで元気を貰えます。











ポタリーガーデン。毎年決まった場所から姿を見せてくれる植物たちはすごいなと感心してます。暑さのせいか蝶や蜂の数が減っているのが心配だけれど涼しい夕刻に優しい蝉の声に耳を傾けながらせっせと水遣りをしています。
小鳥も小動物も虫たちもそれぞれの役割を持って生まれてきたことを知るとどれも大切にしなくてはと思います。






ミソハギのブッシュの足元からユーパトリウム(西洋フジバカマ)や六角トラノオが顔を出し始めました。もうすぐ庭の色はパープルとピンクに変わります。

Summer flowers look energetic with vivid colors. Every year flowers are coming to see us at the same place. How faithful they are!




2025年7月18日

Life with dogs (犬のいる暮らし)

 

ジャックラッセルのルーカス。1日看板犬として今日はポタリーに出社してます。

お客様の気配がするとショショショッと尻尾ふりふりでお出迎え。可愛いねーと言われて得意顔です。褒められて嬉しいのは人も犬もいっしょ。たくさん褒めてあげて可愛がってあげたいです。





ルーカスがいるだけでお店がこんなに楽しくなるなんて犬はなんと偉大な存在でしょう。バーティ不在で静かだったショップが急ににぎやかになりました。







お山のバーティ。毎日山を駆け回っているお陰でお腹が引き締まりNice Bodyになってきました。主治医の元気動物病院の院長先生にもダイエットができて偉いねと褒められ得意顔。




まだまだ暑い日が続きますが皆様どうぞお元気でお過ごしください。
バーティは8月5日に一時帰宅します。ぜひ会いにいらしてくださいませ。

Lucas, the Jack Russel is now working at House of Pottery shop as a one-day sales manager.  He greets customers by wagging tails.
 















2025年7月17日

Short Trip (小さな旅)

 

南北に長く大きな長野県は東側と西側では趣が異なる様に感じます。先月西側の奈良井宿を訪ねた時に行ってみたいなと思っていた海野宿(うんのじゅく)を先日訪ねてみました。東御市にあるこちらの宿は長野善光寺へ続く北国街道沿いに位置してます。江戸時代には行きかう旅人たちでにぎわったことでしょう。今は眠りについたような静けさ。お店も少なく観光客に媚びない凛々しい雰囲気です。

写真は民族資料館。築150年の建物は昔宿屋として大活躍していたそうです。旅人たちは2階の相部屋に宿泊。昔ながらの農機具や養蚕に使用した部屋を見学。







表戸に格子の付いた家並みと防火用の壁としてうだつが付いているのが海野宿の町並みの特徴です。うだつには美しい意匠が施され当時の暮らしの豊かさの名残が見えます。古い宿場町を訪ねるといつも感心するのは職人さんたちの腕の良さ。時代を超えて私たちを感動させる技術に彼らの誇りを感じます。








さて、今回の旅のメインは海野宿ではなくてこちらのb民泊です。東御市にあるMaison d'hotes 農の家。


江戸時代に建築されたという究極の古民家を構造部分以外はほぼオーナーの手で改装しお宿として開放しています。






玄関の引戸を開けると内部には大きな遊びの空間が広がっています。玄関土間から上は吹き抜けで1階と2階のどちらも自由に使える贅沢なお宿。1日1組限定でゲストを迎えるコンセプトからオーナー夫妻がお宿に込めた思いが伝わります。






1階はダイニングとライブラリー、








ライブラリーの奥のコーナーはベッドルームになっています。4名まで宿泊可能とのこと。家族連れにお薦め。












築200年の建物の梁と垂木は柿渋塗りで仕上げてます。全館塗り終わるのに4年かかったとのこと。オーナー夫妻から家づくりの楽しさが伝わりますね。











吹き抜け階段を登って2階へ。













広々としたベッドルーム。













寛ぎのスペースで夕刻に蜩の声を聞きながらソファでお昼寝。至福の時です。












ステップフロアの最上階は体操とヨガのスペースと勝手に呼んでいます。ともかく広すぎて全部の空間を使えませんでした~。








1階のタイニングでお夕食が始まります。オーナー自ら畑で育てた野菜や果物を使ったお料理はどれも丁寧でフレッシュなお味。ただ美味しいという表現だけでは言葉が足りない美味しさでした。






前菜はキッシュと春菊の春巻き。生野菜サラダ。春巻きに添えられた天ぷらは人参の葉とのこと。大切に育てた野菜たちを最後まで美味しくいただく。コンセプトが人参の葉っぱに象徴されてました。










甘くクリーミーな玉ねぎの冷製フープ。













メインはビーフかポークから選べます。私はポークを。
付け合わせの野菜まで完食しました。












デザートの盛り合わせ。お腹一杯になりました。









おまけの写真。
朝食。こちらに自家製ブレッドがもりもりに登場し完食しました。朝から元気一杯で今日も一日楽しみます。

築200年の民家を改修し冬は薪ストーブで暖を取り夏は山から届く涼しい風を取り込み、大地と対話しながら自給自足に近い暮らしを実現しているオーナーご夫妻。あちこちを旅していらしたことが調度品やインテリアから伺えます。控えめで多くを語らないけれど暖かいおもてなしの心がお仕事ぶりから伝わります。冬季は休業。短い期間しかオープンしていないためなかなか予約が取れませんがお薦めのお宿をご紹介できて幸いです。

旅の楽しさのひとつは人との出会い。今回も素敵な出会いに恵まれました!

Every month, we try to make a short trip to see different places and lovely people.
It inspires us to find the idea in our life. 

2025年7月12日

Memories of England (旅の思い出 続き)

 

外国を旅するときの楽しみのひとつはご当地のスーパーマーケットを訪ねることです。その国の食文化の宝庫として珍しい野菜や果物、地方独特のフードが軒を並べている光景は見飽きることがありません。

前回ご報告したとおり今回の旅は行く先々でキッチン付きのアパートに滞在したので地元スーパーは必ず訪れる楽しみの場所となりました。





Ryeの駅前のJempson's。1935年創業の老舗スーパーです。近隣に3つのお店を持ち地産の珍しいフードを中心に販売しています。ここでなくては買えないお茶やお菓子、プリザーブは素敵なお土産にもなるので必ず訪ねる場所のひとつです。
私が初めてRye を訪れた35年前は午前9時オープンで午後6時にクローズしていました。近年スーパーは郵便局や銀行の役目も果たすようになり営業時間が大幅に伸びました。早朝から夕刻まで頑張っているので皆様にご紹介したくなりました。




英国の乳製品の美味しさは格別です。ずらりと並んだヨーグルトの数々。種類も数も多い所をみるとヨーグルトはイギリス人の食卓に欠かせない食品だと言うことが分かります。







次にチーズ。バラエティーに富んだ品揃えは圧巻です。大陸からの輸入チーズを始め英国産のブルーチーズ、スティルトンも大きなブロックで販売中。典型的なイングリッシュチェダーも産地別に並んでおりどちらも美味しそうで選べません。日本に持ち帰れないのが残念です。








朝食用の薄いカリカリ食パンたちのコーナー。






ホテルの朝食でトーストの種類を”White or brown bread?"と必ず聞かれます。ホワイトもブラウンブレッドも種類豊富。







甘いもの好きなイギリス人らしいお菓子の陳列棚。焼き菓子主流でお味も様々。私が良く家族へのお土産に購入するアップルパイ。以前は£1/packet(¥200)でしたが今回は£3になっており物価上昇を肌で感じました。









キップリングブランドがお薦め。チープな美味しさが病みつきになります。イギリスのスーパーにいらしたらぜひ試してみてくださいませ。


Visiting local supermarkets is a great fun. There are so many interesting foods which are produced in local. My family's favorites, kipling's sweets have many varieties. They are cheap but have taste.

















2025年7月10日

Summer tradition (鎌倉の夏)

 

毎年恒例の海開き。7月1日から2ケ月間、鎌倉では海遊びをする人々で賑わいます。

鎌倉市を上げてゴミの処分を心がけているお陰で浜も綺麗。ボランティアの方たちがお掃除をしてくださったお蔭です。



私たちは海で遊ばないけれどこの期間は大好きな海の家へしばしば出かけます。中でもハマっているのがタイ村。タイの人たちによるお料理の美味しさや彼らの人懐こい笑顔に誘われます。気楽で開放的な雰囲気が何よりの魅力です。



そして海風に吹かれながらぼんやり水平線を眺めるのは至福の時間。
そういえば以前の浜辺は水着を着た人々が所狭しと日光浴していたけれど近年続く猛暑のせいか昼間のビーチは閑散としています。
夏の風物詩、海の家が元気に存続できますように。皆様ぜひ遊びにいらしてくださいませ。

One of Kamakura's Summer traditions is beach houses. We have 4 bathing beaches, from Koshigoe to Zaimokuza.  We often visit Yuigahama beach for Thai village where we see friendly Thai people and have their cuisine.  Look forward to them this summer as well.
おまけの写真。
由比ヶ浜のカラスたち。浜に残されている私物の番人になっていました。

2025年7月8日

Traditional English Cakes (イギリスのケーキ)

 

奥川伊津子ティーセミナー。本日は英国のお菓子、キャロットケーキの実演です。

日本でも近年スコーンを始めイギリスの伝統的なケーキが脚光を浴びてまいりました。キャロットケーキもその一つ。スコーンと同様に粉の配合や中に入れる素材の違いで千差万別のお味を楽しむことができます。人参のケーキという名前からもヘルシーなイメージが伴うケーキを本日は奥川先生のレシピで作りました。




スポンジの中身に人参、バナナそしてサルタナレーズンを加えるのが奥川流。ポタリーのキャロットケーキとまた異なるレシピに興味深々でした。











材料を揃えたら順番にボウルに入れて攪拌します。ワンボウルで手軽に作れることが大事。忙しいイギリスのお母さんたちが作るお菓子は手間暇を掛けないこともポイントのひとつです。










180度のオーブンに入れ45分。じっくり焼き上げます。













冷めたケーキにバターとクリームチーズのトッピングを施し出来上がり。トッピングもお好みで変更可能ですが大体バタークリームが主流の様です。











直径20㎝の大きなケーキが焼きあがりました。真夏のお昼間は暑いのでバタークリームが溶けてきたけれどそれも美味しそうに見えますね。







午後のお茶の時間に英国の各地でいただいた大きなざっくりしたケーキを思い出しました。
英国菓子らしい大きさと食感にまたすぐにイギリスに行きたくなりました。

Traditional English cakes must be always easy to make as busy mothers bake for families. Carrot cake is one of my favorites which we enjoy different tastes by not only carrots but additional ingredients.





おまけの写真。
本日のお昼ごはん。奥川先生特製のスリランカ料理でした。先日国立のお教室で作られたものを拝見し思わず美味しそう!とコメントをしたところ早速作ってくださいました。ケーキだけでなくお料理が美味しいこともこのセミナーの人気の所以です。