2025年8月10日

English Fair in Haramura (原村の英国展)

 

原村ワンズワースで毎年開催されるEnglish Fair (英国展)。今年10周年を迎えます。






ワンズワースオーナーの佐藤初代さんと”何か楽しいことをしましょうか”とほんの思い付きで始めたフェアが10年経って大きな人の和に繋がりました。
原村ワンズワースでのイベントは今年が最後になりますがここで出会った素晴らしい方たちとのご縁はこれからも続くことと思います。








マダムハッティーの企画で26日、27日の2日間のみワンズワースの夏のお庭でアフタヌーンティーをご提供いたします。
1日限定15名様まで。ご興味がおありの方はお早目にご予約をお願いいたします。










ポタリーからも昔懐かしいイギリスのロックケーキをお出しします。参加者の方たちのセンスの盛り合わせ。ぜひお楽しみ下さい。





English Fair in Haramura will be held from 26th to 28th September. We celebrate 10th anniversary. Please come to join us for fun!







2025年8月9日

Collectables in fifties (古き良きモノたち つづき)

 

戦後作られた食器たち。特に50年代から60年代に作られたものはコレクターたちに人気があり呼称をコレクタブルとし大切にされています。

写真はパイレックス社が50年代に作ったガラスのディッシュです。大きなグリーンボウルにフルーツサラダや夏のプディングを入れ小さいボウルに取り分けていただいたのだろうなと想像します。



戦争で疲弊した世の中を元気づけるかのようにこの時代の食器は色が美しくフォルムはシンプルだけれど大人っぽい可愛さが満載です。



同じくフィフティーズを代表するWoods社の業務用食器。戦後大量生産され教会や公民館、学校給食の場で活躍しました。グリーン、ブルー、イエローの3色のうちグリーンをポタリーカフェで使っています。業務用だけあってとても丈夫。割れにくいから重宝しています。

写真は最近めったにお目にかかることがなかったブルーです。シンプルな本体の割に持ち手が繊細なことも人気の所以です。



Woods社が生産するとき3色にそれぞれ名前を付けました。
ブルーはIris(アイリス)
イエローはJasmine(ジャスミン)
グリーンはBery(ベリー)
イギリスらしい花の名前付きの食器たち。ポタリーにて好評販売中です。

Collectables made in fifties are now on sale at House of Pottery shop. They have simple shapes and bright colors. How lovely!

2025年8月7日

August Garden (8月の庭)

8月の庭。涼し気なグラス(Grass)たちの饗宴開催中です。土が乾かないように暑い陽射しから花たちを守る頼もしいリーフはしばしば切り花の代わりにショップや自宅のディスプレイにも登場します。











もちろん花たちも頑張っています。
足元をグラスたちに守られながら毎日成長を続けるセロシア。六角トラノオと共に出番待ちです。








お盆が過ぎる頃秋の花たちが急に大きくなり季節が変わることを知らせてくれます。
猛暑の日々が続きますが花たちはしたたかに次の季節の準備をしているのですね。

August Garden looks green. Grasses protect flowers from strong sun beams. Flowers are growing and waiting for the turn.

 

2025年8月5日

Bertie's back home! (バーティの一時帰宅)

 

ポタリーの看板犬バーティ、お山から一時帰宅しました!今日から3日間お店でお仕事します。








ふぅー。同じ山でも鎌倉山は暑いですね💦by バーティ














いつもの定位置でお仕事中。お客様が見えるとわんわん吠えてご挨拶してます。バーティのお蔭でお店が急ににぎやかになりました。
ぜひ会いにいらしてくださいませ。







おまけの写真。
山の暮らし。朝ごはんの後は木陰でお昼寝。

Dogs sleep well. They sleep after breakfast, lunch, tea breaks and walking.  They almost do 20 hours a day. I wonder what they are dreaming.




おやつの後もずっとすぴーっとお昼寝三昧。
いつ起きるの?









おまけの写真つづき。
先代バーティの夏。暑くてずっと舌が出っぱなしでした。首や頭にアイスノンを載せて凌いでたっけね。
晩年になって山の家で夏休みをとることができ少し長生きできたのかもしれません。懐かしい写真です。



2025年8月3日

Summer in Kamakura (鎌倉山の夏)

 

ポタリーの週末カフェ。今日は久しぶりに私一人で運営しました。のんびりお茶を飲みながら売り場のケーキを食べたりして終日楽しく過ごそうと思っていたけれども猛暑の中でも訪ねてくださるお客様がいらっしゃり感謝の気持ちでいっぱいになりました。汗だくになりながら鎌倉山までいらしてくれた皆様に美味しいものをきちんとお出ししなくてはと背筋が伸びる思いです。





ポタリーのケーキはイギリスの定番ばかり。友人のお母さんの古いレシピを見ながら焼き上げたバナナブレットとアップルクランブルは懐かしい英国の暮らしを思い出させてくれます。味覚が語る優しい思い出を皆様へお伝えしたくてせっせと作りました。



どうぞ楽しい夏休みをお過ごしください。
ポタリーはお盆の間も月曜日の定休日以外はお休みなく営業しています。ウィークデーのカフェの運営についてはインスタグラムにてお知らせします。
どうぞよろしくお願いいたします。

I've been living in Kamakura for more than half a century.  Then I think this summer it is the hottest. Our guests say Kamakurayama is much cooler than other areas. I think it thanks for trees which brings fresh wind.







2025年7月31日

Memories of England (古き良きモノたち)

 

英国の旅の楽しみは多種多様にあります。中でも古き良きモノたち(アンティーク)を訪ねることは旅の醍醐味のひとつです。

写真はSandwichで出会ったチャリティーマーケット。教区教会だった建物をそのまま使いBric a Brac(古道具や骨董品、ガラクタに至るまで)の宝庫として大活躍させています。
私たちがいる間にもご近所の方がバスケット一杯のお品を持参しカウンター横に置いたままボランティアの人と長話。



天井が高い重厚な建物の中は今ではモノと人々が交流するコミュニティーセンターの様です。
高い窓のステンドガラスから零れる光も美しくお買い物をすることはもちろん建物自体の雰囲気を楽しんで参りました。










併設のカフェでは定番のケーキとポットティーのサービスが良心的なお値段で提供されます。
チャリティショップゆえ売上は寄付金として教会の運営資金に充てられるそうです。

ボランティアとチャリティ。どちらもイギリス文化に根付いた活動です。







晴れた日は外でのんびり読書やお昼寝をする人々の姿も見え、地域挙げての優しい生活を羨ましく思いました。

最近旅の記録の一部を英国ファンのための情報誌、UK Walkerに投稿しました。ぜひご笑覧下さい。

https://ukwalker.jp/culture/11703/

Volunteering and charities are deeply taken root in the British culture. 



2025年7月29日

Memories of England (古き良きモノ)

 

古き良きモノたちを大切にするイギリス人のライフスタイルは町や村の景観によく表れています。写真はコッツウォルズの小さな村、Stanway(スタンウェイ)。蜂蜜色の家は優に200年は経過してなお美しさを発揮しています。


この村にはお店もカフェもなく観光ルートから外れているのでいつ訪れても眠っているように静かです。近くのBroadway(ブロードウェイ)でお買い物やお食事を済ませゆっくりコッツウォルズの村を楽しみたい方にお薦めの村です。










コッツウォルズの旅でお薦めの町のひとつ、Bath(バース)。ここにある本屋さん、Bayntunは古書を扱う書店であると同時に本を修復してくれるショップとして世界的な名声を誇っています。





Bayntunのもう一つの重要な仕事は本の修復事業です。Binderyと呼ばれる技術を19世紀創業以来変わらず引き継いでいます。クイーンエリザベス2世の祖母であるクイーンアンによる絶大なサポートもあり19世紀から20世紀にかけての歴史の荒波を乗り越えてきました。





機械に頼らずすべての工程を熟練した職人たちの手で作られ再生された本は次世代へ大切に引き継がれます。AIによる効率化が推奨される現在のビジネス形態を一蹴し頑固なまでに伝統を守ることから英国人の古き良きモノへの愛着を一層感じます。










日本では昨今ペーパーレスを奨励する傾向にあるため書店が激減していると聞きます。頑固なまでに伝統を重んじるイギリス人気質が仕事ぶりに表れていますね。

The English value the tradition. They respect old things which have history and aged character.