”アガサクリスティーの食卓”をコンセプトに英国文化や伝統的フードについて綴られた本が作者の北野佐久子先生から届きました。クリスティーの食卓については以前にも異なる切り口で執筆なさった本が2冊あります。この本は3冊目。一層奥深い内容で引き込まれました。
The book called "Agatha's Mystery Gourmet" by Sakuko Kitano take us into Christie's world of traditional English cuisine and scenery.
デボン州のクリスティーの住まいは現在博物館として一般公開されています。クリスティー研究家の北野先生らしく細部まで行き届いた説明が施されているので写真と文章を追っているとその土地に行っているような気持になります。
そして英国の伝統的なお菓子やフード。その土地ならではの食材もそこここに表れるので英国の美味しさを思い出しました。
前回同様にクリスティーが生んだポアロやミスマープルが作中で楽しんだお食事や飲み物もふんだんに登場します。毎度のことですが読了後は再びクリスティーの作品を読み返したくなります。