2014年5月4日

Letter from Kamakurayama (鎌倉山便り)

皆様ご機嫌いかがでいらっしゃいますか?

ゴールデンウィークに入り鎌倉山は毎日さわやかなお天気です。ここ数日の暖かいお天気により急にお庭のバラたちが咲き始めました。

1年に1度だけ楽しませてくれる白いモッコウバラもほぼ満開になりました。 白いフリル咲きの可愛い花をつけます。

薔薇たちの足元を飾っているのはクリーピングタイムです。ピンクの房状の花をたくさん咲かせます。今年の冬の大雪の時は長いこと雪の下に埋まっていたのにちゃんと約束を果たして花をつけてくれました。

ローズもたくさんのつぼみをつけているので間もまく咲き始めます。


イングリッシュラベンダーは湿度を嫌うため鎌倉山の庭ではなかなか咲いてくれませんでした。ようやく1ケ所だけお気に入りの場所を見つけたらしくそこだけ根付いてくれました。フレンチラベンダーと異なり気むずかしがり屋です。
多年草のエリゲロン(デイジー)は水や土が少なくても元気に花を咲かせますが根を抜くとすぐに枯れてしまいます。 たんぽぽのようにお花が終わった後で風とともに種を飛ばして家族を増やす種類ですね。

鎌倉散策をしていると切通の崖地などに群生しているのを見かけます。日蔭でも大丈夫なのですね。
イギリス人のガーデナー。
友人の彫刻家が作ってくれました。ビクトリア時代の庭園で仕事をしていたころの装いで20年前に英国からポタリーに参りました。お庭仕事をしているのにきちんとジャケットを着用し品の良い帽子をかぶっています。お顔の様子からガーデナーという職業に誇りをもっていることがわかります。

19世紀の半にウィリアムモリスが提唱した庭造りはイギリスの原種の植物で造られたコテージガーデンでした。広い庭園を所有する貴族のみならず一般の人々もお庭づくりを楽しむようになりました。
ではまたお庭の報告をいたしますね。