2017年9月5日

Walking in Kamakura (鎌倉散策)

皆様ご機嫌いかがですか?
鎌倉に40年余り暮らしておりますがOld Town(旧市街)に行く機会は近頃少なくなりました。でもお客様が見えると俄然ガイド役に徹します。

 イギリスから友人が訪ねてくると必ず連れて行ってほしいと言われるのが大仏様です。
ここはどの季節に訪れても迫力満点。一見の価値がありますが一番お薦めな日時は大晦日の除夜の鐘が鳴るころです。
周囲に松明が焚かれぼうっと浮き上がった大仏はいつもにも増して慈愛に満ち幻想的です。
そして一番うれしいのはあまり人がいないことです。

今日一緒に高徳院を訪ねたJeff。人が多すぎてなかなか写真のタイミングがとれずにおりました。
そこで観光客があまり訪れないお寺へ移動。

 光則寺は花の寺として有名です。
長谷寺から道を一本隔てたると急にひっそり静かになります。光則寺は鎌倉時代に活躍した日蓮と関わる歴史をもつ由緒あるお寺です。華やかではないけれど四季折々の花が咲きのんびりできるお薦めの場所です。

 こちらは大町、比企が谷の妙本寺。
鎌倉駅から歩いて7~8分の距離なのにすごく遠くに来たような奥深さのあるお寺です。頭の上に降ってきそうなほどの蝉の声を聞きながら杉並木の参道を上っていくとシンプルでミニマルなフォルムの本堂が現れます。

いかにも武士社会で建立されたと思われるがっしりとした飾り気のない建物は何度見ても飽きません。
質実剛健を建物にするとこんな形になるのですね。


おまけの写真。

お寺とネコはいつも一体。
平和な寝顔に和みます。