旅の楽しみのひとつは何といっても美味しいお食事です。バリのお料理はお米を主食としたっぷりの野菜や豆を使って出されます。日本食と異なるのはバリ料理に欠かせないスパイス入りのソースを使うところです。
17種類のスパイスやナッツ、果物で作られるバリのソース。これが料理の味を決めます。
バリ料理の教室があると聞き早速参加しました!
今日のガイドのKoman(コーマン君)です。
彼の一族所有の自宅で毎日教室を開催しています。
最初に市場に立ち寄り本日使用するスパイスやナッツの説明から始まりました。
お料理に欠かせないココナッツ。オイルにしたり、ココナッツミルクとして利用したり様々な場面で登場します。ココナッツはバリ島中生えているので手軽に使える食材なのですね。
コーマン君の家のヤシの実でココナッツオイルを作る実習から始まりました。
グラインダーで削ったココナッツを15%のお水で割りお鍋で煮詰めると水と油が分離し表面にオイルが浮いてきます。水分ときれいに分かれるまで数回煮詰めると純度の高いオイルが出来上がります。
食用はもちろんアロマテラピーにも利用される万能オイルです。
ソース作り。
スパイスやショウガ、ニンニクなどを細かく刻みすり鉢でクリーム状に伸ばします。
フードプロセッサーでもできますが手仕事の方が香りが高くなるとのこと。
なるほどと納得です。
バリ料理にしばしば登場するバナナの皮。
ツナと野菜のみじん切りをバリソースにからめバナナの皮に包み蒸し器で8分。魚料理の出来上がりです。
出来上がったお料理たち。
最初に作った数種類のソースが様々な形で使われました。
こちらは温かい野菜サラダ。もやしと長いインゲン豆でできています。Long Beanと呼ばれる長いインゲンはしばしば登場します。
スパイシーソースを利用し作ったチキンカレー。
ココナッツオイルとミルク入り。
バナナの皮に包まれたツナ。
パームシュガーとお醤油たれに漬け込んだ焼き鳥。
揚げ豆腐。
あらゆるお料理に添えられるピーナッツソース。
これはあまりにも美味しいので我が家でも試してみます。
そしてもちろんご飯も。
蒸し器で30分蒸した後レモングラスやライムリーフ入りのお湯を加えます。お米に十分お湯が吸収されたらもう一度蒸し器に戻し再加熱。
全行程1時間ほどかかりますがさっぱりしたハーブの香りのするご飯が出来上がりました。
見た目はシンプルだけれど幾層にも重なる味を楽しめるバリの家庭料理。下拵えにこれだけ時間をかけているのですもの。納得です。
Balinese Home Cooking Class:
www.periukbali.com