2015年6月23日

福祉の国イギリス

 皆様ご機嫌いかがですか?

近年私を含めた周りの友人たちが皆両親の介護に関わり始めました。親たちが人生の最後の時間を快適に楽しく過ごせるように私たちは考えます。

そんなとき心に浮かぶのがイギリスで訪ねた老人ホームのことです。

写真のホームは友人のお母さんが入所していました。エレガントなジョージアン様式の建物は外観からでは老人施設とは思えません。

 内部には広いダイニングやラウンジが完備されています。
内装もお年を召した方たちが楽しくなるような明るい色でまとめられています。

3度のお食事の他に朝のイレブンディズと午後のアフタヌーンティの2回お茶の時間があります。



雨の日でも 明るく過ごせるコンサーバトリーも併設されお年寄りたちはここで談笑をしたり読書をしたりできます。



友人のサラのお母さん、バーバラはこのとき 87歳でした。約10畳ほどの個室にはトイレと洗面台がついておりホテルのような快適さです。
家具もカーテンも自分の好きなようにとりつけられるのでデザイナーのサラがすべて見立てお部屋づくりをしました。

日本のホームもこのように明るい雰囲気でインテリアを考えてくれたらお年寄りはもっと元気がでるでしょうに。。。と思いました。


バーバラの部屋の窓の外は広い中庭です。
どこを見ても快適な心配りに大変感銘を受けました。 

ここは国の施設なのでどの人も平等にサービスを受けられるとのこと。Quality of Life (生活の質)が高いのはさすがに福祉の国イギリスです。

近年移民の増加やテロの脅威など様々な問題を抱えていますがそれでも大国の余裕が感じられます。

人生、終わり良ければ総て良し。
このようでありたいです。