2017年3月8日

Fish & Chips (フィッシュ&チップス)

 皆様ご機嫌いかがですか?
3月に入り春らしい暖かい日が続いたと思いきや今日は一転して肌寒く薪ストーブが大活躍の一日でした。今日のように寒い日は体の温まるお食事がしたくなりますね。スコットランドの魚のシチューCullen Skink(
カレンスキンク)を作りながら、イギリスの国民食ともいえるフィッシュ&チップスを思い出し急に食べたくなってしまいました。

これは白身魚の代表、タラに衣をつけて揚げただけのシンプルな料理です。17世紀頃簡単で安価なファーストフードとして労働者たちに好まれました。豊富なたんぱく質源であったことも人気の理由です。
写真(左)のようにフライの大きさはもちろんのことチップスと呼ばれるポテトがどっさりついてくるので一人では食べきれないほどの量です。
またお味が単調なので飽きてしまうことも食べきれない理由のひとつですね。
レストランやパブ以外にもFish&Chipsと看板を掲げた屋台も多くみられます。そのようなお店で買うと新聞紙に包んでほいっと手渡してくれます。ラフなフードにたっぷりモルトビネガーをかけていただくとイギリスへ来た(!)ことを実感します。
ファーストフードとしてNo.1の地位を誇っていたフィッシュ&チップスもタラの乱獲のため水揚げ量が減り国民食に暗雲が漂う時期もありました。

危機回避のためイギリス以外にもタラ漁を推進するアイスランドや北欧諸国たちと国を挙げて漁獲量を管理したため近年またタラが北海に戻ってきたとのことです!よかったです。
イギリスへいらしたらフィッシュ&チップス、ぜひ召し上がってください。