2022年3月10日

Garden lovers (イギリスの庭)

 イギリスに関する情報サイト、UK Walkerに英国についての寄稿文を書かせていただいています。今回はユニークでナチュラルなProspect Cottage Garden(プロスペクトコテージガーデン)をご紹介します。

イーストサセックス州ライ。海へ続く小石の浜は広大な野鳥の自然保護区となっています。
Rye Harbor (ライハーバー)から東へ10キロ程海岸伝いに進んでいくと突然に豊かに花の咲くオアシスに遭遇します。
20世紀を代表するイギリスのアーティストの一人、映像作家のDerek Jarman(デレクジャーマン)が生涯の最後に作ったプロスペクトコテージガーデン。派手な造り込みはないけれど自然と融合したシンプルさが心を打つ庭です。ぜひコラムをお読みいただけたらと思います。

英国についての最新情報を発信するサイト、UK Walker。英国ファン必見です。

There are many beautiful gardens in England. Prospect Cottage garden is one of them. It is made by Derek Jarman with his magic.






2022年3月8日

A nice cup of tea (奥川伊津子ティーセミナー)

 紅茶の世界を知るティーセミナー。今年から12回コースで皆様と紅茶の楽しさを学びます。

奇数月の第2火曜日に開催。
今回はストレートティーのバリエーションを実演を交えて伝授いただきいました。

紅茶のエキスパート奥川伊津子先生。

バリエーション①
シャリマガーデン
フレッシュオレンジとミント添え
バリエーション②
シャリマガーデン続き
フレッシュオレンジクローブ添え

バリエーション③
テ ロワイヤル
ブランデーに浸したザラメに炎を灯しお茶に加えます。
甘くてロマンティックなティー。ご自分はもとより家族との記念日にぜひお作りいただきたいです。

バリエーション④
ジュエリーカップ

色とりどりのドロップを使ってお茶を淹れるジュエリーカップ。子供のパーティにピッタリの可愛らしさです。

バリエーション⑤
ホットビオレッタ
スミレのリキュールの入った生クリームたっぷりのお茶は甘いお菓子のようなお味です。
ケーキが無くてもこれだけで大満足できますね。


バリエーション⑥
ベリーベリーティー
イチゴやラズベリー入りのお茶にラブベリーのリキュールが加わり濃厚でフレッシュなお茶が出来上がりました。


お菓子のようなお茶をたくさんいただいた後でのお昼ご飯。
フィッシュスープ&サラダ。今日は冬に逆戻りのお天気でしたから温まりました。


おまけの写真。
デザートのケーキはポタリー特製のビーツ入りガトーショコラ。
皆様のご参加ありがとうございました。

Every 2nd Tuesday of Odd month, we hold the seminar that we lean hot to make a nice cup of tea. We still have some seats available. Please join us!





























2022年3月6日

In praise of shadows (陰影礼賛)

 富士山の裾野に広がるのどかな田園地帯に昔を再現した根場村(ネンバ) があります。

村は1966年に起こった土砂災害で壊滅状態となりましたが古い建物は再建され村全体が郷土資料館になっています。
ここでは日本の古民家の贅沢な設えを堪能できます。

こちらの家でお雛様の展示をしていると聞き中を拝見。

日本の家の基本、東西に長く南北に開口部を設けた形がそのまま残った外観です。
南側の縁側いっぱいに白い風車が飾られひな祭りらしい粋なディスプレイに感激でした。風が吹くたびカサコソと優しい音を立てて回ります。

大きな梁や柱が田の字型に区切られておりかつては襖で部屋が分けられていたことが分かりますね。

寒さ暑さをしのぐための縁側。断熱効果の高いサッシ窓の進化により縁側を残す家は少なくなりましたがこの空間が落とす影が内部に微妙な陰影を作ります。
陰影により物を立体的に美しく見える術は考えて作られたのではなく自然との共存から生まれました。日本人はこの暗がりを愛し影ができることでより美しく見せる方法を学んできました。日本の文化の奥深さが垣間見えます。


あでやかな色彩のなかでも陰影によってより深く美しく見える赤。日本古来から慣れ親しまれた色です。

雛たちもぼんやりした光のなかで生き生きと際立って見えますね。

根場村:

Nenba village was once ruined by the landslide in 1966.
Japanese traditional thatched roof houses were re-built and now working as the folk museum. We can enjoy not only houses, but also the lovely view to see Mount Fuji.
























2022年3月4日

Interior report (小さな改修)

 イギリスの友人たちに引っ越しして最初に購入する家具は何?と聞くと必ず ”ソファ”だと答えます。ソファは暮らしの中心に位置する家具なのですね。

我が家のソファ。両親から譲り受けたので50年以上使い込んでいる古い家具ですがまだ現役で頑張っています。

友人のKomugiさんに頼んで作っていただいたソファカバーが出来上がりました。
ファブリックのマジックのお蔭でリビングの雰囲気が変わりました。
小さなリノベーション。布や色で色々楽しめますね。

The variation of fabrics and colors stimulates interiors.
It is a little renovation, but a good refreshment.





2022年3月3日

Gift from the garden (庭からの贈り物)

 ポタリーガーデンの夏みかんの木。いつも食べきれないほどの実を付けます。1月には黄色く色づきますがまだ硬くて酸味が強いのでお知らせを待ってから収穫します。

食べごろのサインを出してくれるのはリスたち。甘くて美味しいよと知らせてくれます。

本日の収穫。

ジュースを絞り皮を細かく刻む作業は大変だけれど食べたい一心で作ります。


出来上がり。
朝食のトーストのお供はもちろんのことブルーチーズに載せていただくのがここ数年のマイブームになっています。

We have a summer orange tree in our garden which produces a lots of fruits. I make marmalade around this time of the year.  What's a lovely gift from the nature!











2022年3月2日

Shrove Tuesday (パンケーキの日)

 キリスト教の伝統行事のひとつ、Shrove Tuesday(告解の火曜日)は移動祝日のイースターに合わせるので毎年変わります。今年は3月1日でした。今日からイースターまで断食の日々が続きます。断食といっても何も食さないのではなく肉、乳製品、卵を控えて食事を簡素にするそうです。

断食に入る前日にキッチンにある卵やバターを無駄にしないようにパンケーキを作ったことがパンケーキデーの始まり。分厚くふわふわのモノを連想しますがイギリスの伝統的パンケーキは薄いクレープ状です。お砂糖とレモンを掛けるだけのシンプルな味だけに何枚でもいただけます。

Making pancakes is one of the traditional English event for Shrove Tuesday.
We enjoyed baking and having them with sugar &lemon.


2022年3月1日

Walking in the forest (休日の森散歩つづき)

 自粛生活の中で休日の森散歩は大切なイベントになってきました。今日は衣張山へのハイキングコースをご紹介します。

本日の出発点は報国寺。お寺の隣を流れる川に沿って歩いていくと巡礼古道と書かれた道標が見えます。本当に小さなサインと脇道なので見過ごしてしまいそうだけれどこの道からお隣の衣張山まで登ります。

古道というだけあって閑寂な山道の雰囲気ですね。


岩肌に掘り込まれた地蔵尊や山道にひっそり置かれた唐申塔が道行く人々を守ってくれます。名もなき作家たちの作品とシックな道の絶妙なコンビネーションを楽しみながら衣張山へ。

早咲きの玉縄桜。

衣張山の頂上から街が一望。うららかな春の景色です。

鎌倉には思いのほか沢山の山道ハイキングコースがあることが分かり休日はバーティを伴い歩くことが多くなりました。長く暮らしているのに知らないことがまだ沢山あり楽しみが増えました。

Kamakura has many walking footpaths that I haven't been to.
I've got much fun to look forward.