2020年4月30日

Day 23 BonChic (初夏のお茶会)

 1年に2度だけ発行されるインテリア誌BonChic (ボンシック)に新座のStill Roomsが掲載されました。
ちょうど1年前にオープンニングパーティを開催なさったので1周年にふさわしい企画になりました。
英国のカントリーマナーハウスとコテージガーデンを表現しているスティルルームス。 オーナーの田中公子さんがお庭で育てているバラやハーブから生まれるコーディアルやプリザーブは食した人たちを病みつきにさせる美味しさです。
1周年記念パーティとして公子さんが初夏のお茶会を予定しておりましたが自粛要請のため延期になりました。
BonChicの紙面に映っている世界を楽しめる日が一日も早く訪れますように願ってやみません。



 昨年の4月21日にオープニングパーティを開催してから1年の間に公子さんのセンスで着々と室内のお顔が素敵に定まってきました。
私の仕事はライフスタイルに合う箱を作ること。箱は住まう人によって変化をします。
訪れるたびにインテリアが進化をしていることに驚きます。華美でなく品良く奥行のある設いにお人柄が偲ばれますね。



BonChicは4月25日に発売されました。
ご覧いただけたら嬉しいです。

2020年4月29日

Day 22 Gardening (絶好のガーデニング日和)


 ゴールデンウィークに入り周りの景色はすっかり初夏の様相です。朝から気持ちの良い風が吹き暖かい陽射しにすべてが輝いて見えますね。
自粛要請を受けて以来皆様から自宅で過ごす楽しみ方をずいぶん沢山教えていただきました。動画で配信される様々なイベントたち、Cooking や Bookのバトン等、枚挙にいとまなく元気が発信されてきます。今まで以上に人とのつながりが強くなったことに励まされます。もちろんネガティブなお話も聞きますがこんなときだからこそ人の良い面を信じていたいものです。

さて 庭では植物たちが毎日変化をしていくので目が離せません。小さな下草たちも花開きました。
自粛中にGarden Loversの友人たちと庭の写真や動画で情報交換をしています。お庭自慢も今年は気合が入っているようです。
1M 以上に成長するアリウムギガンチウムやジギタリスの蕾も大きくなってきました。1ケ月後の庭は今日と全く異なる顔を見せてくれます。本当に楽しみです。



今年一番のお気に入り、 Asperula Odorata (タマクルマバソウ) 。この花は風にそよいでいる時が一番美しく見えます。小さな蜂が蜜に誘われている様を動画でご覧くださいませ。

では皆様良い休日をお過ごしください。

2020年4月28日

Day 21 Gift from the garden (再び庭からの贈り物)

 友人のお庭から届けられた蕗。旬のものならではの新鮮な香りがいっぱいです。
下拵えが済み夕飯のおかずに変身させますね。

蕗のマスタード和え(写真左):
マスタードとお酒、みりん、ガーリック、お醤油少々で和えるだけ。2分で完成します。シャキシャキした美味しさです。
お酒のおつまみに。

蕗と鶏肉の炒め物:
味付けは地味にお醤油、酒みりんで。最後に鰹節をまぶして出来上がり。
ご飯が進みます。
 あっさりと蕗とお豆腐の味噌汁。
 蕗のオリーブオイル炒め:
たっぷりのオリーブオイルに蕗を加え炒めるだけ。仕上げにオリーブとハーブソルトで味を調整。
こちらも2分で完成しますがビールやワインに合いそうなアンティパストになりました。

今日のメインは蕗のグラタン;
耐熱皿に蕗とほうれん草とベーコンを並べる。
上からホワイトソースとチーズをかけて200度のオーブンで20分。これも簡単で美味しいのでお薦めです。

 残りの蕗はマリネにしました。
様々に七変化させて使い切りほっと一安心。

外出を控えているので毎日のお食事が唯一の楽しみになっています。冷蔵庫の中にあるモノ、いただいた旬の食材そして庭から収穫したワイルドフラワーなどを活用し美味しいものを作ることが1日の最後のミッション。お蔭様でとても元気でおります。



2020年4月27日

Day 20 休日のディナー

自粛要請が始まり3週間。お店を営業する者たちにとって厳しい状況が続きます。ウィルス感染という大問題への対処を考えながら営業を継続していく覚悟も要求されます。
そんなときにお客様たちの暖かい応援がどれほど有難く嬉しいことが身に染みて感じています。

鎌倉山から徒歩で訪ねられるイタリアン、トラットリアフォセッタがランチとディナーのテイクアウトを開始したと聞き早速注文させていただきました。店内での飲食はできなくても同じお味を自宅で楽しめる。嬉しい提案です。
 ディナーコースとパスタコースの2種類。
アンティパスト5種に小さなスープ付き。
本日のパスタはホタルイカとカキナのトマトソース味

 メインは鰆(さわら)のグリルです。
お腹いっぱいいただいて一人¥2,400程でした。
フォセッタのお味を自宅で楽しむ。
ファンのお客様たちがお店の応援をしていることも感じられます。頑張って欲しいなと皆が思っているのですね。

テイクアウトは予約が必要です。
お近くの方はぜひお試しください。

https://www.facebook.com/permalink.php?id=1509238719370760&story_fbid=2260126084282016

2020年4月26日

Day 19 Gifts from the garden (庭からの贈り物)

 気持ちの良い風が吹き渡る週末。一年で一番爽やかな季節の到来です。Garden Loversの友人知人たちからお庭で採れたてのハーブのお裾分けをいただきました。庭からの贈り物を口実に応援に来てくれたのですね!

香り豊かなタジーマッジー。アップルミントとカモミールはお茶に変身。ローズゼラニウムはケーキに加えます。花まで食せる豊かなブーケに大感激です。
 立派な蕗。
こんなに沢山。嬉しいです。

 明日のお休みは一日中蕗のお料理を作ります。

先が不透明な状況下ではありますが毎日できることをきっちりやり遂げて行こうと前向きに思っています。コロナウィルスという前代未聞のモノとの遭遇で考え方もライフスタイルもとてもシンプルになりそうです。
今週末は自粛をし家で過ごされる方が増えてきた様子。鎌倉も静かでした。
一丸となって自粛をし一日も早い収束を目指したいものです。

2020年4月25日

Day 18 Stay at home. (お篭りウィーク)

ご機嫌いかがですか?
爽やかな週末を迎えました!
暖かい陽射しと柔らかな風。
今日はKHB (Kamakurayama House of Pottery Broadcasting) よりお庭の風をお届けします。
容量の都合上とても短いビデオでごめんなさい。

では皆様良い週末をお過ごしください。


2020年4月24日

Day 17 Lovely people (友人との再会)

お篭りワークも半月が過ぎました。今朝は仕事仲間の友人が私たちの安否を気遣い訪ねてくれました。お互いこれからの仕事をどうしましょう?かと話し合いながらも予測不能ではあるけれど一緒にコラボをする日を楽しみに再会を喜び合いました。
友達やお客様が元気でいることが嬉しくどれほど大切な人たちなのかをしみじみ感じています。


友人に励まされ花に元気をもらっています。
何も語らないけれど沢山の慰めをくれる花たち。
また少しポタリーの店頭をにぎわしてくれています。

 サイネリア。
私がよく知っているサイネリアと異なり健気で野趣たっぷりです。匍匐性の宿根草。花の時期が長いと聞きましたのでまたポタリーガーデンへ仲間入りをさせます。
サイネリアの花の言葉は;
いつも快活。

元気づけてくれそうですね。
 夏から初冬までずっと元気に咲き続けるジニアをまた家に連れてきてしまいました。
矮小の一年草ですが花が少なくなる冬の初めまで次々と咲き続けます。
この花は咲き始めが可愛いなといつも思います。
花の言葉は;
遠い友を想う


何だか今の心境にぴったり。

2020年4月23日

Day 16 Edibule weeds (食べられるワイルドフラワー)

 昨日お庭に生えているワイルドフラワーの幾つかが食用可能だというお話をしたところたくさんの友人たちから野草を食することへの興味のメッセージをいただきました。
そこで庭の中にどのくらい食べられるものがあるかしらと調べてみました。

ヤブカラシ。
地下茎で広がる元気な植物です。夏場の間私の大切な薔薇やクレマティスに絡まるのでいつも必死に引き抜いていました。調べてみたら食用可能とのこと。酢の物や和えものにできるそうです。早速今年は食べさせてもらいます!

 葛。
美しい花を咲かせるけれど旺盛な繁殖力で植木やフェンスに絡みついてしまいます。蔓は強靭で車で引っ張っても切れません!
根からでんぷん質のクズをとれるとのことなので試してみようかなと思案中。
七草のひとつ。ハコベ。
昔飼っていたジュウシマツに良く上げていました。葉が柔らかいうちにお浸しや胡麻和えにしたら美味しそうですね。

ドクダミ。
イギリスのガーデナーが自分の庭に何度も植えたけれど根付かなかったと話していました。乾いた気候に弱いのでしょう。
よく見ると花は白く優し気です。葉は天ぷらがお薦めとのこと。殺菌効果がある植物なので今の時期に最適なお仕事をしてくれそうです。


最期に。イラクサ(ネトル)
決して素手で触ってはいけないハーブ。チクチクしたとげのような毛が付いており触れただけでやけどをしたような感じになります。但し洗って火を通すと全く滑らかなおかずに変貌します。お味はホウレンソウのようです。沢山生えていたのですが毎朝採ってはオリーブオイルやバターで炒めて食べていたら絶滅してしまいました。


野草を食する。とても原始的だけれど自然と共存することが今の時代一番求められているのかもしれません。

2020年4月22日

Day 15 Gardening (再びお庭の居候の話)

 お篭りワークも半月が過ぎます。スケジュール帳には仕事の打ち合わせの代わりに花の開花や芽吹きの記入をしています。ガーデニング三昧の日々。贅沢ですね。
写真は今朝のポタリーガーデン。
次の写真は2月半ばのガーデン。
何もなかった庭がこのように変化してきました。季節とともに生きる。庭から進化と希望を学びます。

 バーティの薔薇の周りの植物が大きくなりすぎてエンジェルが見えなくなりました。
ブルーディジーも蕾がいっぱいです。
可愛く一列に並んだバラ。もうすぐ開花します。
 ナニワイバラ。
1年に一度だけ一重の清楚な花を咲かせます。
花の言葉は;
清純な愛

カタバミの花。こちらも植えた覚えが無いけれど種が飛んで居座ったのですね。
カタバミはワイルドフラワーの中でも繁殖力がすごくグラウンドカバーに最適です。可愛い小さな花は夕方になると閉じます。
花の言葉は;
喜びに輝く心。

小さくてもちゃんとお仕事をする気概が感じられます。
冬場の間は影も形もなかったからきっとダメになったのだろうと思っていたチャイブ。ネギ科のアリウムの一種です。まもなく小さな球のような花が咲きます。
葉は食用可能。ビタミンやミネラルを豊富に含むハーブとして活躍します。消化を促進し免疫力をアップするなど小さいけれどこちらもきっちりとお仕事をする花です。
花の言葉は;
忠実で素直

バーティを思い出します。

南西側のボーダー花壇に沢山咲いているアリウムトリケラムもネギ科の花で食べられます。
白い花をサラダに散らすとお洒落で清楚な一品が出来上がります。
 ヤマミツバ。
どこから飛んでくるのかお庭のそこここに芽を出しています。名前のとおり葉は三つ葉の香りがし食用可。葉が小さいときは柔らかくて美味しいのでしばしばお吸い物に入れていただいています。
居候大歓迎のワイルドフラワーの仲間です。

ポタリーガーデンはいつも皆様にオープンです。お近くへいらしたときはぜひお立ち寄りください。