2017年6月30日

Letter from England (Tisburyのお花屋さん)

 皆様ご機嫌いかがですか?
Ted Martin Flower Shopはずっと以前から訪ねてみたいと思っていたお花屋さんでした。このお店のコンセプトやティーズベリーの人々の暮らしがぎっしりと詰まったFLOWER SHOPという本は何度読んでも見飽きぬ愛読書です。
Ted Martinがお花の本を通じて世界に発信するTisburyの村の美しさや豊かさは村の他のお店にも見られます。人口2000人ほどの村なのに村の人々によって大切にされているせいかどのショップも素敵に輝いて見えました。

Flower Shopの真向かいのブックカフェ。
気取らない店構えなのにロンドンにあるお店のように洗練されています。
村の八百屋さん。店内では野菜中心のお惣菜も販売されています。

ハイストリートのデリ。
 外のテーブルでコーヒーを待っている紳士。お昼前のひと時をゆったり過ごしていますね。
 お店のなかでは自家製のパスティが勢ぞろいしていました。
早速お昼ご飯ように一つ求めました。













大好物のソーセージロール。
イギリスに来ると必ずいただくモノのひとつです。どのお店にも特製のお味がありシンプルゆえに奥深いB級グルメです。

イギリスにいらしたらぜひお試しください。

2017年6月29日

Letter from England (お天気)

皆様ご機嫌いかがですか?
夏のイギリスの田舎の風物詩。刈り上げ羊たちの群れです。冬の間モフモフだった仔たちがすっかりすっきりした姿で草を食べる姿は癒されますね。
夏のイギリスのもう一つの風物詩は花の咲き乱れるお庭です。この時期は雲の流れが早くてお天気が定まらないことが多いのですがひとたび陽が射し始めると世界の様子は一変します。光のマジックで輝く花たちをご覧くださいませ。




そして 木々の間から零れる光をみていると本当に妖精の存在を信じたくなります。
忙しく慌ただしい日本ではなかなか感じられない不思議をここでは簡単に感じられます。
平和な世界で暮らしていることをつくづくありがたいなと感謝。



おまけの写真。
この仔はアプソラプソのドリー。
友人のAnnの家族です。
Annは彼女をトイレに連れ出すとき必ず
”You want to see fairies? 妖精に会いに行く?”
と問いかけます。お庭のトイレに行こうとさそっているのだけれどフェアリーというところが素敵。

我が家のバーティにもYou want to see a fairy?と言ってみたけれど ”????????”のようでした。


2017年6月28日

Letter from England (ご紹介)

 皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスへ来てから時間を見つけてはせっせと買い付けをしています。今日はとてもユニークなものに出会ったので皆様へご紹介したくなりました。
Brook BondsのTea Caddy(お茶箱)の上に立っている男の子はマスタード入れです。すごく可愛く精巧に出来ているのでどちらの製品かしらと思ったら裏にMade in Japanと書かれていました。日本で作られ輸出をされたものなのでしょう。こんなに楽しいものを私たちは作っていたのだなとしばし感慨にひたりました。

男の子の右にいる奇妙な入れ物は名前をSalt Pigと言います。湿度の無いイギリスならではの蓋無しのお塩入れ。私も以前使っていました。蓋が無いのでお料理のときにささっと使えてとても便利でしたが10年ほど使用したらある日底が抜けてしまいました。お塩の力で陶器が解けてしまったのですね。
この子たちは丈夫なストーンウェアなのでずっと長持ちするかなと思い購入しました。
こんなものがキッチンにあったらお料理が一層楽しくなりそうですね。

あってもなくてもいいけれどあれば暮らしが楽しく豊かになる。そんなものをたくさん仕入れて参りますね!

2017年6月27日

Letter from England (Nursing Home )

 皆様ご機嫌いかがですか?
近年の英国は日本と同様に高齢化が進み私の友人のご両親たちも自宅を離れホームへ引っ越しをする方たちが増えてきました。
彼らの暮らすホームを訪ねるたびにその質の良さにQuality of Life (人生の質)が垣間見えます。

ヴィクトリアンハウスを改良したこのホームには男女40名ほどのお年寄りが暮らしています。


 入口を入るとすぐに広いホールとラウンジに案内されます。
こちらでは居住者はもちろんのこと訪問客たちもゆったりくつろぐことができます。
 お食事をするダイニングもホテルのような設えです。またここではどの場所に佇んでもホーム特有の臭いがありません。
ここいいたらお年寄りたちはちょっと旅行に来たような気分を味わえそうですね。
 訪問する家族や友人たちを歓迎している様子はダイニングの隅に設けられた小さなキッチンに表現されています。
ここでは誰でもいつでもリフレッシュメントとしてのお茶やコーヒーがいただけます。

ティーカップもアンティークでした!



 友人の個室は中庭に面しており窓の外にバードフィーダーが掛かっているのが印象的でした。小鳥の声で目覚める暮らしを楽しんでいるのですね。

福祉の国、イギリス。たくさんの問題をかかえていますがこのような暮らしぶりを拝見するたびに英国の豊かさと文化の奥深さに敬服させられます。

2017年6月26日

Letter from England Dierama Pulcherrimum (ディエラマ プルケリム 天使の釣り竿)

 皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスの今日のお天気は曇り時々晴れ。気温は17度。すごしやすそうです。

さて、今年の春先にDierama Pulcherrimumディエラマプルケリム、別名天使の釣り竿を友人のガーデナー、小野雄大君からたくさん預かりました。とてもレアな種ですよーと言われておりましたが苗の時はひょろひょろした稲のようで花がつくことが想像できませんでした。
ライ在住のAnnの庭でこの花が水辺の周りを飾っている様子を見ることができました。小野君が話していたとおりうつむぎながらさわさわと揺れる可憐な花。水辺の周りに植えるという発想がAnnのお庭に対するセンスの良さを表しています。



 鎌倉山では全滅してしいまったシルバー系のアストランチア。背後のブルーの花とのシックなコンビネーションが素敵です。

花だけでなく葉モノ同士の色合わせもとても上手なのでお手本にしたいところです。
庭は花だけで作られるのではないことを彼女の庭から学びました。


2017年6月25日

Letter from England Dog Lovers (ジェーンの犬たち)

 皆様ご機嫌いかがですか?
友人のJaneに昨年から製作をお願いしていたバーティたち。ようやく出来上がったとの連絡を受けいそいそと見に行って参りました。
一匹はお姉すわりをしているバーティ。もう一匹はお願いポーズ。どちらも特徴がでており笑ってしまいました。



 Janeの犬たちの表情がユーモラスなのは彼女の飼っているわんこの影響かなと思われます。



フォックステリアのフレディ。Janeの大切な家族です。
今年10歳になるせいか近頃の彼は動作がゆるゆるしており一層マイペースになりました。うちのバーティによく似ています。


先週のイギリスは気温が30度まで上がりとても暑かったそうです。一日気ままにお庭をうろうろしているフレディにとって暑さは大敵です。お庭の花壇用の冷たい土の上が休憩場所になっていました。

Jane & Edward
25年来の仕事仲間です。
お互い変わらず仕事ができるのは幸せなことですね。

2017年6月24日

Letter from England (Crumble )クランブル

 皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスの夏は様々な贈り物がされる季節。お庭やお散歩道の生垣でたくさんのベリーの実が生っているのを見かけます。

友人のJeffが庭からグーズベリーをたくさん収穫してきました。これにラズベリーとブラックカラントを加えてデザートのクランブルを作ります。
 クランブルはバターと小麦粉(Jeffはこれにオーツも少々入れてました。)だけで作るトッピングです。お皿にもりもりに並べたベリーたちの上にかけ温めておいたオーブンで30分。
 豪華な夏のデザートが出来上がりました。

スプーンでざっくりとすくったクランブルをボウルに入れ熱々のカスタードをかけていただくのがイギリス流。夏はカスタードがアイスクリームに代わったりするけれど私はカスタード派なのでこれをいただくとイギリスへ来たことを実感します。

贅沢なお庭からの贈り物に大満足でした。


2017年6月23日

Letter from England

皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスの今朝のお天気は曇り時々晴れ。午前7時の気温は14度です。今日は最高気温が18度まで上がるとの予報だけれど涼しい1日になりそうです。

昨日早朝の羽田空港を発ち11時間半でロンドンに到着しました。来週から始まるポタリーツアーに先駆けて一足先に一人旅です。ところが飛行機の中で友人の木の下清美さんにばったり出会いました!
鹿児島在住の清美さんとはめったに会えないので偶然の再会にふたりで盛り上がりました~。
 清美さんはこれからコッツウォルズを一人旅なさるそうです。

ヒースロー空港で右と左に分かれ私は一路中部イングランドの街、Derby(ダービー)を目指します。
 Derby郊外の閑静な住宅地に住むアーティスト、Jeff T. Manderの家。フロントガーデンにすっくと佇むアイアンの彫刻、”馬に乗る男”が目印です。

大学で彫刻を学んだ彼は優れた才能を持つPhotographer(写真家)でもあります。

故郷のDerbyshireの自然を撮るアーティストとして近年高い評価を得ています。

(写真は昨夜午後8時半頃撮ったものです。夏のイギリスはいつまでも陽がくれません!)


 夏のDerbyshireの森の中。ガーリックの花がカーペットのように咲き誇っています。

春は同じ場所がブルーベルの花のカーペットになるそうです。




9月の展示会にはJeffも来日予定です。
ダービシャーの美しい自然、木々を取り巻く光と水がテーマの彼の展示会。皆様にご紹介できること今から楽しみでなりません。