2018年6月30日

Afternoon Tea (アフタヌーンティー)


 皆様ご機嫌いかがですか?
コッツウォルズにはいくつもの美しいマナーハウスがあります。Buckland Manor(バックランドマナーハウス)もその一つ。この地方ならではの蜂蜜色の建物が出迎えてくれます。
 宿泊のできるホテルですがお食事やお茶だけのお客様も気楽に受け入れてくれます。



 バックランドマナーハウスの入り口で私たちに真っ先に挨拶をしてくれるラブラドール犬はこちらのパンフレットの中でも登場しています。
こちらのオーナーがDog Loverであることが感じられ嬉しくなってしまいました。


マナーハウスでのアフタヌーンティの良いところは施設内のラウンジやリビングルームでゆっくりお茶をいただけることです。
 どちらかのお宅へお招きいただいたような親しみやすい雰囲気が嬉しいですね。


 定番の3段トレイにどっさり出していただきました。
スコーンの大きさがロンドンの2倍くらいありました!
季節の良い時期はお庭も開放してくれます。
広大な敷地の中を散策しゆっくりラウンジで楽しむアフタヌーンティー。お薦めです。
Buckland Manor House:
www.bucklandmanor.co.uk/

2018年6月29日

Hidecote Manor Garden (ヒドコートガーデン)

 皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスは今花盛り。お花便りがあちらこちらのガーデンから届きます。
コッツウォルズにいらしたらぜひ訪ねてほしいお庭のひとつ、ヒドコートマナーガーデン。
先日ご紹介したシシングハーストガーデンとほぼ同じころにアメリカ人のローレンス ジョンストンによって作られました。


 彼が40年余りの歳月をかけて作った庭。
現在は建物と共にナショナルトラストの管理で守られています。
 シシングハーストと同じように彼も庭はもう一つの部屋である概念に基づいてイチイの木の生垣の中に様々な植物を植えました。


 シーズン中は溢れるほどのお花の饗宴が見られます。


 ちょうどバラの最盛期が終わりかかった頃でしたがまだまだ美しい花を見せてくれました。
 Long Walk (ロングウォーク)。
土地が広くないとできない庭ですね。
長い芝生の道を歩きながら両サイドのイチイの生垣の中に隠れた庭を散策できます。

 この時代のお庭ではトピアリーが人気だったのですね。イチイのトピアリーもきれいに刈り込まれていました。


お庭で働くガーデナーさんたち。
毎回訪ねるたびにイチイの小部屋内の植栽が変わっていることに気づきます。
宿根草の草花を植えていてもきれいに見せるために新しい花を植えこんでいます。

私自身が宿根草の庭づくりをしていますが何年もたつと花がきれいでなくなるので植え替えも大切だと感じてます。
庭は長い時間楽しむためにたくさんの努力が必要なのですね。

2018年6月28日

Super market (イギリスのスーパー)


 皆様ご機嫌いかがですか?
主婦ならだれでも他所の国のスーパーマーケットに並ぶ商品やプライスに興味があることと思います。
スーパーはそこに住む人々の食文化を発見する絶好の場所だと思われます。





野菜や果物の陳列棚に零れ落ちそうなほど積みあがっているリンゴ。
イギリスはリンゴの種類が豊富です。小ぶりでちょっと酸味が効いておりお菓子にぴったり。リンゴのレシピが豊富なこともうなづけます。

ブラムリーは姿がジャガイモのようで見た目美味しくなさそうですがアップルパイなどにすると絶品のお味に変身します。日本でも小布施で生産されていますが数はまだ少なく市場に出回るほどではありません。日本のお母さんたちがブラムリーの美味しさを知ってくれたらきっと身近でお目にかかれるかもしれませんね。


 デイリー(乳製品)の棚。
陳列棚をぎっしり埋めているのはヨーグルトたちです。
こんなにたくさんあると選べませんね!
 ヤクルトも頑張っています。


チーズも図り売りしてくれますので少しずつたくさんの種類を試してみました。
イングリッシュチェダーがやはりいちばん外れがなくてお薦めです。
値段も驚くほど安いのでつい買いすぎてしまいます。

イギリスは酪農が盛んだったこと再認識しました。


2018年6月27日

Market Town (ルイス)

 皆様ご機嫌いかがですか?
ロンドンから南へ70キロ。イーストサセックス州のLewes(ルイスLewes)は中世の頃よりマーケットタウンとして栄えた町です。中心部にはHarveysビール工場の赤レンガが見えます。Harveysはイギリス人たちに人気のAle(エール)を生産しています。サセックスやケントはホップの産地なのでこのような景色がよくみられます。
Harveys工場からハイストリートの坂を上り町の中心部へ。




通り沿いに ルイスのタウンホールが見えてきます。
中世の頃ここはヘンリー8世のイギリス国教会に反対するプロテスタントたちが裁かれ殉死を遂げた場所でした。血なまぐさい歴史を残す建物は人間の犯した数々の過ちをずっと見た来たのですね。

平和な現代では行政を担う建物として活躍しています。


 ルイスの魅力は街並みの美しさや歴史はもとよりアンティークの掘り出し物に出会えることです。

写真はChurch Hill Antiques Centre はハイストリート近くのアンティーク屋さん。品揃えもよくお値段も手ごろなのでお薦めです。


 教会の建物は古き良きモノたちで埋め尽くされていました。

歴史を大切にするイギリス人気質を感じます。
 おまけの写真①
イギリスは近年とても暑くなりました。
以前はアイスティーなど決して見られなかったのに今はお店のメニューの一つになっています。

涼しいはずの英国の夏も地球温暖化の影響を受けています。
おまけの写真②
本日のランチ。サラダランチを注文するとお皿にもりもりに出てきました~。
パスタとクスクス。レンティル豆、ひよこ豆、花豆のサラダです。
こちらでお値段は¥1,200ほど。

イギリス人の食生活が野菜中心のヘルシー志向へと変化してきました。野菜大好きな日本人には嬉しいことです。

2018年6月25日

The garden of England (イギリスの庭)


 皆様ご機嫌いかがですか?
ロンドンの南に位置するケント州は英国の庭と呼ばれる美しいところです。気候も温暖であることから南のサセックス州にかけてイギリスを代表する有名な庭が点在します。
Sissinghurst Garden もそのひとつ。女流作家のヴィタ サック ヴィルウエストが作った庭です。
ヴィタが夫のハロルドと庭づくりを始めたのは20世紀に入ってからなので19世紀に活躍したガーデナーのガートルートジェッキル女史の提唱した庭づくりをきっと参考にしたことだと思います。
庭はもうひとつの部屋 という概念に従い一つ一つイチイの木の生垣で仕切り訪れた人がそれぞれの部屋を楽しみながら散策できるように作られています。

おのおのの部屋(庭)には決められたカラーがあり色別に植物を配置しています。

こちらはピンクガーデン。


オレンジ&イエローガーデン。

ロマンティックなホワイトガーデン。
甘い香りに満ちておりました。

同じ色でも花の種類によって発色が異なるためユニークな陰影がでますね。
シシングハーストガーデン内のタワー。こちらはヴィタの仕事部屋だったそうです。タワーからケントの豊かな景色を眺めながら執筆活動をしていました。

タワーの上から眺めた庭。
ミニチュアのように可愛い景色が見渡せます。


庭はもうひとつの部屋。
なるほどとうなづけます。

Sissinghurst Garden:
https://www.nationaltrust.org.uk/sissinghurst-castle-garden