2014年5月31日

Letter from England

皆様おはようございます。

今朝のLondonの気温は15度。予報では20度くらいまで上がるそうです。朝はぼんやりしていたお天気でしたがようやく太陽が現れました。今日は素敵な週末になりそうです。

毎朝4時ころに陽が昇るのでゆっくり寝てもいられません。朝食前にご近所のお散歩をいたしました。

南のウィンブルドンもそうでしたがここ、ハムステッドも高台の住宅地です。ハムステッドヒースの丘の上からロンドンが一望できます。
広大なヒースはロンドンに住む人々の憩いの場です。公園内にはNatural Pond(自然池)がいくつもあり夏は池で泳ぐ人の姿も見られます。
英国でも近頃は環境と共存する住宅づくりが盛んにおこなわれています。
こちらの建物は築200年ほど経っているでしょうか。昔の人たちの知恵がこの美しい窓に現れています。冬の光を部屋の奥まで運んでくれる縦長窓は北の国に住む人々の生活の知恵でした。デザインと機能がぴったり合って美しさを際立たせています。

2014年5月30日

Letter from England

 皆様ご機嫌いかがでいらっしゃいますか?

初夏のポタリーツアーにてイギリスに参りました。
本日のLondonの気温は18度。曇り時々雨です。

荷造りをするときは約1ケ月ほど遡ってお洋服を考えます。日本では半袖でしたがこちらではまだセーターも手放せません。 










今回のLondonでの滞在地は北西部のHampstead(ハムステッド)。広大なハムステッドヒースはこの季節になるとピクニックに来た家族連れやカップルたちでにぎわっています。

陽が高く9時過ぎでもご覧のような明るさです。
1年で一番美しくにぎやかな季節のイギリスからまた皆様へお便りいたしますね。

2014年5月25日

近頃感動したこと。(deeply impressed)

皆様ご機嫌いかがですか?

今朝届いたメッセージにものすごく可愛くておしゃれなBookが添付されてきました。
早速ページを開いてみてびっくり。あまり可愛いので皆様にもご覧いただきたくてお便り申し上げます。

どうぞ以下のアドレスをクリックしてみてくださいませ。

http://www.adagio-k.jp/burty.html


作者はバーティに毎年手編みのセーターを編んでくださっている友人の富士さん。バーティが赤ちゃんのころから可愛がってくださっているので彼の性格を熟知しています。富士さんとお嬢さんのサチさん共作のフランス語版なのでますますおしゃれ感が漂っています。本当にありがとう!

仕事をしているとドキドキするような素敵な出会いがあります。このようなときめきはどれほどたくさんのお金をかけても得られない体験ですね。




2014年5月24日

薔薇のお話

皆様ご機嫌いかがですか?
さわやかな素敵な陽気になってきました。

先週末のオープンガーデンの日にはまだ咲き始めだった薔薇たちも次々に花開き満開となりました。薔薇は咲いたらすぐに切り次の花の準備をさせるとまた繰り返し咲いてくれます。

咲いている花を切るのはとても勇気が要りますがおかげで家中、お店中に薔薇を飾れます。
庭造りを始めたころ30種類以上のバラを植えましたがその後少しずつ自然淘汰され今20種類くらいになってしまいました。やはりオールドローズは強いですね。

写真中央の深いピンクのバラはゼフィリンドルーアン。大きな贅沢な花を咲かせてくれます。とげがありません。以前読んだアガサクリスティの小説のなかにも登場していました。 棘のないバラだということが犯人を特定する決め手になるというストーリーでした。こんなことからもクリスティがお庭好きだったことが伺えます。


こちらはバタースコッチ。優雅なベージュ色の大輪です。
咲き始めるとすぐに切るようにしていると次々に咲いてくれます。 

この季節にイギリスを訪れると友人たちからお庭を見に来てというお誘いをたくさんいただきます。
Come to see my roses!!!
 皆自分たちのバラ自慢をし合っています。

私も自分の庭のバラを皆さんにお見せしたくてこんなブログを書いているので気持ちがよくわかります。

本当に気持ちの良いお天気ですね。
どれほどお庭で過ごしても飽きません。

2014年5月18日

Open Garden! (オープンガーデン)

皆様ご機嫌いかがですか?

本日10時から午後4時までポタリープライベートガーデンを公開しております。

お天気にも恵まれオープン早々たくさんのお客様が見えています。

ガーデンは今お花も香りももりもりです。ぜひお出かけくださいませ。


主催者: N.G.S.JAPAN
入園料: ¥500
ドリンクとスウィーツ付です。

2014年5月16日

Pottery Garden (お庭の花)

 皆様ご機嫌いかがですか?

今週末のオープンガーデンのために毎日せっせとお庭の手入れをしています。本当にこの季節は植物たちがもりもりと大きくなり花開いていくのでどれほどの時間をお庭ですごしても飽きません。

昨日はちょっと肌寒かったけれど今日はまた初夏の陽気となりお庭のバラのつぼみも大きくなりました。

同じ庭でも光や水はけの加減で育つ花が異なります。
自然は本当に正直です。
毎年一番先に花開くマダムアルフレッドキャリエール。 はじめは薄いピンクで始まり時間とともに白に変化します。花弁が大きいのにとても清楚なやさしい表情です。

丈夫な種なのでローズ初心者にもお勧めです。
オールドローズの中でもとてもユニークなボローニャ。1年に一度しか咲かないピンクと白の斑入りのバラです。
たくさんの房をつけて繰り返し咲くコーネリア。
アプリコットピンクの可愛いフリル咲きです。
こちらも丈夫なのでお勧め。


5月28日日曜日午前10時から16時までポタリーでオープンガーデンをいたします。当日は1日お庭でお楽しみいただけるようにスタッフ一同お待ちしております。

ぜひお出かけくださいませ。


こちらはおまけの写真。

ポタリーではよくスタッフが集まっては食べたり飲んだりしながらミーティングをします。
スタッフがみな仲が良くて事あるごとに一致団結をしてくれるので私は本当に幸せだなーとしみじみ思います。

ポタリー専属料理研究家の三田村は手早くておいしいお料理を作る天才です。

今夜もサラダ中心のお食事をさささっと作ってくれました。
6月21日のガーデンパーティでもおしゃれで美味しいアルフレスコ料理を披露する予定です。



では乾杯!

お疲れ様でした。

2014年5月10日

Craftsmanship (職人技)

 皆様ごきげんいかがですか?

今日は手仕事(crafts)のご紹介です。

先日お招きいただいたお家で拝見した5月人形。 写真のお人形たちは古い布から生まれました。木目込みのお人形とまた雰囲気の異なる縫いぐるみ仕様です。作り手の優しさがお人形の表情にでていますね。



 もうひとつは紙粘土からできたお人形です。
こちらも作り手の元気のよさがよく表れています。

モノつくりをする人に共通していることは作ることを楽しむ心です。 心と手の赴くままに気負わずに楽しんでいらっしゃるこを感じます。





こちらはイギリスのCraftsmanshipいっぱいの作品です。ウールの肌さわりは地域ごとにすこしばかり異なります。


今頃の季節になると羊毛を刈り取られるので羊はひとまわりサイズが小さくなりますね。
お顔の黒い羊は誰よりも寒さに強く長い冬のあいだにホクホクの毛を蓄えます。

この子はサセックス州のRye(ライ)の広大なMarsh(湿地帯)に住んでいます。

イギリス最北端の島、シェットランドの羊はさすがにすごみがありますね。

人間みたいに住んでいる地域によってお顔も毛並みも違うので出来上がるウールもそれからつくられる作品もエリア性がいっぱいです。


いつも懐かしく思い続けている景色。
しばらく行かないと帰りたくなってしまいます。

今月末からまたイギリスツアーに出かけます。
また現地から皆様にお便りいたしますね。


2014年5月6日

Open Garden (オープンガーデン)のお知らせ

N.G.S.JAPAN主催オープンガーデンのお知らせ。

皆様こんにちは。
N.G.S.JAPAN(英国庭園福祉団体日本支部)主催にてハウス オブ ポタリープライベートガーデンを公開いたします。

日時:5月18日日曜日10:00~16:00
費用:¥500(ドリンク&お菓子付)

当日は午前11:00~11:30と午後14:00~14:30の
2回、荻野洋子によるショートセミナーを開催します。イギリスの庭のお話をいたします。


皆様からの参加費用はN.G.S.JAPANを通して東日本大震災の支援のため寄付されます。
ぜひお出かけくださいませ。

写真は今日のガーデンの様子です。冬にはなにも見えなかった植物たちが一斉に伸び始めました。
もうすぐバラも咲き始めます。



2014年5月4日

Letter from Kamakurayama (鎌倉山便り)

皆様ご機嫌いかがでいらっしゃいますか?

ゴールデンウィークに入り鎌倉山は毎日さわやかなお天気です。ここ数日の暖かいお天気により急にお庭のバラたちが咲き始めました。

1年に1度だけ楽しませてくれる白いモッコウバラもほぼ満開になりました。 白いフリル咲きの可愛い花をつけます。

薔薇たちの足元を飾っているのはクリーピングタイムです。ピンクの房状の花をたくさん咲かせます。今年の冬の大雪の時は長いこと雪の下に埋まっていたのにちゃんと約束を果たして花をつけてくれました。

ローズもたくさんのつぼみをつけているので間もまく咲き始めます。


イングリッシュラベンダーは湿度を嫌うため鎌倉山の庭ではなかなか咲いてくれませんでした。ようやく1ケ所だけお気に入りの場所を見つけたらしくそこだけ根付いてくれました。フレンチラベンダーと異なり気むずかしがり屋です。
多年草のエリゲロン(デイジー)は水や土が少なくても元気に花を咲かせますが根を抜くとすぐに枯れてしまいます。 たんぽぽのようにお花が終わった後で風とともに種を飛ばして家族を増やす種類ですね。

鎌倉散策をしていると切通の崖地などに群生しているのを見かけます。日蔭でも大丈夫なのですね。
イギリス人のガーデナー。
友人の彫刻家が作ってくれました。ビクトリア時代の庭園で仕事をしていたころの装いで20年前に英国からポタリーに参りました。お庭仕事をしているのにきちんとジャケットを着用し品の良い帽子をかぶっています。お顔の様子からガーデナーという職業に誇りをもっていることがわかります。

19世紀の半にウィリアムモリスが提唱した庭造りはイギリスの原種の植物で造られたコテージガーデンでした。広い庭園を所有する貴族のみならず一般の人々もお庭づくりを楽しむようになりました。
ではまたお庭の報告をいたしますね。

2014年5月1日

お洋服展示会最終日

 イタリアニットおよびスイス製コットンシャツの展示会も今日が最終日です。

昨日までにたくさんのお客様が来店してくださりおしゃべりをしながらあれやこれやと組み合わせてファッションショーのようにお洋服を楽しみました。

ハンガーにかかっているだけだとイメージがわかないものも実際に羽織ってみると急に布が立体感を持ち生き生きしてきます。

ポタリースタッフの三田村さんのコーディネイトで着こなしを学びました。 自分では普段選ばないお洋服も着てみるとこんなにぴったり。


真野さんがきていらっしゃるものはイタリア製コットン100%のニットです。見ごろがふわっと大きいので気楽に着用できます。

実際大きくゆったり目のお洋服はスリムな方が来たほうが服のラインがめだって美しいのだなと実感しました。
身頃に対してお袖はキュッとしまっているデザインです。
大人っぽくて細部まで品良く仕立てられています。


本日の5時まで展示会開催中です。
お天気もよくなってきましたのでぜひ遊びにいらしてください。