2017年2月19日

Corridor (縁側)

 皆様ご機嫌いかがですか?
伊勢原市大山に私の父が晩年に手掛けていた小さなコテージがあります。父は鎌倉山から毎日この家に通いコツコツ手直しをして楽しんでいました。父から家を引き継いだ私も時折訪ねてはのんびり読書三昧の時間を過ごしています。

この家の一番の魅力は幅広い縁側があることです。
高気密高断熱性能の無い昔の家では縁側は防寒のため外と居室の間で風除け室の役割を果たしていました。
また夏の直射を遮り南からの風を部屋に招き入れるラウンジでもありました。

私たちもここを訪れるとまず窓を開け放しこの縁側でのんびりくつろぎます。
昔の人はなんて贅沢な空間を所有していたのでしょう!





縁側から眺める山も春の色。
大山での素敵な週末でした。

2017年2月18日

Language of Flowers (早春の花)

 皆様ご機嫌いかがですか?

つい先週までお庭はむき出しの土の状態で寂しいかぎりでしたが今週に入り暖かい風が吹き始めると一気に球根の芽が吹きだしました。
去年の今頃の写真をみるとまったく同じ位置に早咲きの黄水仙の姿が写っていました。本当に正直。必ず訪れてくれる春の使者ですね。

 早春の花と言われるアネモネ。英語でもAnemone Windflowerと書かれます。春の風と共に訪れる花を意味しています。

アネモネの花言葉は色によって異なります。
赤いアネモネは 貴方を愛する。
青いアネモネは 貴方を信じる。

寒い季節の花の言葉は強い心が表現されますね。

おまけの写真。

アトリエドゥフルールで見つけたアネモネ。
昨日は蕾でうつむいていたのに今朝はコンサーバトリーの中で花開きました。
この花は切り花にしても元気なのでこの状態で半月は楽しませてくれます。

ありがとう。

2017年2月17日

English Food (イギリス料理)

 皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスから戻ってしばらくするとあの国の家庭料理が恋しくなります。日本のお母さんの味に匹敵するものがいくつかありその一つがパイ料理です。作り方は簡単でお肉や野菜の煮込みをパイ生地で包み焼くだけ。これに肉汁の入ったグレービーソースをかけるのが典型です。
付け合わせは必ずジャガイモ料理でなくてはなりません。彼らにとってジャガイモはお米と同じ主食だからです。

 パイの生地をナイフで切ると中から熱々のステーキが出てきました。マッシュポテトとグリーンピースの付け合わせと一緒にいただくとお腹いっぱいになります。


 週末になるとあちこちの村でファーマーズマーケットを見かけます。
地元の農家から届いたばかりの新鮮な野菜や果物のなかには珍しいものもありお店を訪ねる楽しみになっています。
特に冬の根菜はどの様に料理をするのかしらと思うモノもあり興味深々でお店の人に伺うと、大抵茹でるか煮るかのどちらかの答えが帰ってきます。

 イギリス家庭料理はシンプルであまりくどく味付けをしないところが良いのかもしれませんね。



2017年2月16日

Sweet Old Pottery (古き良きモノたち)

 皆様ご機嫌いかがですか?
自宅のカップボードにならんでいる陶器はイギリスへ出かけるたびに連れて帰ってきたモノたちです。購入した時からひびが入っていたものや使っているうちに取っ手が取れてしまったモノなどどれもみなちょっとハンディのあるコたちでした。
これらはすべて 陶器修復や金継を施し再び日常で活躍できるようしています。
古くなり長年使用されていると不思議と陶器にも貫録がでてきますね。経年してますます奥深い味わいがでるアンティークの品々を眺め人間もこのように歳を重ねたいなとしみじみ思います。


おまけの写真。

ビクトリアンプレートに載せられたガトーショコラ。
今週のポタリーのケーキです。
バレンタインウィークはやはりショコラが似合いますね。

2017年2月15日

Highgrove (ハイグローブショップ)

 皆様ご機嫌いかがですか?
写真のお洒落なエコバックはイギリスのチャールズ皇太子のお店、Highgrove(ハイグローブ)で販売しているモノです。ジュートのしっかりしたバックは見た目良し、使い勝手良し、素材良しの三拍子そろいです。

ジュートバックを購入したらお店の方にこんなカードをいただきました。

カードには商品購入のお礼と共に経費を差し引いた後の売上金がチャールズ皇太子主催の慈善団体を通して寄付されることが書かれていました。

イギリスでは数多くのチャリティー団体があり様々な活動を通して世界中に寄付をしています。人々がチャリティーをとても身近に気負いなく自然にできる事が羨ましく感じる一瞬です。

おまけの写真。

こちらはTedbury(テットベリー)のハイグローブショップ。 ブルーがシンボルカラーなのでしょうか?
他の街で訪ねた時もブルーのドアが出迎えてくれました。

2017年2月14日

St Valentine's Day (バレンタインデー)

 皆様ご機嫌いかがですか?
バレンタインデーの一日。どのようにお過ごしでしょうか?一昨日まで滞在していた英国では今日は花やカードを贈り合い素直に自分の愛情を伝え合う大切な日となっています。その光景は微笑ましく、そして羨ましくもあります。

 言葉でうまく表現できなくてもお花やスウィーツが代弁してくれるのも嬉しいですね。

相手は自分を写す鏡。TO GIVE IS TO RECEIVE.今日は大切な人たちにやさしさとLOVEを届けましょう。



Book shop in England (イギリスの本やさん)

皆様ご機嫌いかがですか?
イギリスを旅する楽しさのひとつに本屋さん探訪があります。広いフロア―でゆったり欲しい本を探す醍醐味は言葉に尽くせません。

書籍たちは分野別に分類され各階ごとに見やすく整理されていおり求める本が容易に入手できるようになっています。


本をゆっくり閲覧するための椅子やデスクもしっかり配備。至れり尽くせりの店づくりにいつも感心しています。

本屋さんは知識と文化を伝承する役割を担っている。その誇りが店構えから感じられます。


近頃はネットで書籍をダウンロードできiphoneやkindleで本を読む人々も多くなtったと聞きます。先日も新宿の老舗本屋の紀伊国屋書店が閉店したことを知り味気なく残念な想いでいっぱいになりました。

このような美しい装丁の本を見ると本は内容はもとよりそれ自体もアートなのだなと思えてなりません。美しい本に出合うことも人生の喜びのひとつですね。