皆様ご機嫌いかがですか?
小淵沢から清里界隈の文化的施設の一つに私の大好きな
キース・ヘリングの美術館があります。今年リニューアルオープンをしたと聞いて早速訪ねてみました。
建物は建築家の北川原温氏の作品です。「光と影」がテーマの空間がキースへリングの作品のシンプルさと強さを引き立てています。
独特の空間を体験することでキースの思想や人生、彼が生きた時代に想いをめぐらせました。
キースが活躍した1980年代は日本はバブル期の真っ只中。アメリカではアンディウォーフォールを筆頭に偉大なアーティストが台頭していましたが、経済は混乱し治安悪化とともに犯罪もクローズアップされていました。
アメリカの光と影を背景に生まれたのがキースヘリングの作品です。グラフィティアートから始まった彼の作品は独特なビジュアルコミュニケーションへ変化し混沌とした社会へのメッセージとして世の中に出されました。
31年の生涯の間に手がけた作品は数知れず。
子供が描いたような単純な線と点で多くを語る作品は彼の言葉として残り続けています。
八ヶ岳にいらしたらぜひお訪ねください。
中村キース・ヘリング美術館
山梨県北杜市小淵沢町10249-7
℡ 0551-36-8712