鎌倉山の初代ソメイヨシノたちはすっかり老木となり毎年枝を落としながらも懸命に花を咲かせています。人と同じで年をとると縮んでゆくところがもののあはれを感じるところです。
つい先日お店の前の老木のお隣にソメイヨシノの若木を植えました。枝振りの良いものを植木やさんが持ってきてくださり早速仲間入りさせました。小さい苗木ですが花を咲かせており初々しい風情に心なごみます。心なしか隣の老木も華やいでみえます。
花の咲く木は季節を教えてくれるだけでなく心を元気にしてくれますね。
１０年後にこの木がどれほど大きくなっているか今から楽しみです。
先日新聞のニュースになっていた瀬戸内海に浮かぶ能島です。全周７２０メートルほどの小さな無人島は中世の頃活躍した村上水軍の遺跡と１５０本程のソメイヨシノで有名な観光地となっています。近年ソメイヨシノの根が地中の遺跡を干渉していることが分かり問題となりました。多くの木は伐採されたり移植されたりする運命となったそうです。
残念ですね。