2017年8月12日

Martin Pippin in Apple Orchard (リンゴ畑のマーティンピピン)

皆様ご機嫌いかがですか?
イギリス女流文学者、Eleanor Farjeon(エレナ―ファージョン)のリンゴ畑のマーティンピピンのお話は児童文学書の範疇に入っておりますが大人が読んで楽しいお話です。北野佐久子先生の新刊書、物語のティータイムの中でもマーティンピピンのことが紹介されており久しぶりにファージョンの世界をのぞいてみました。
 北野先生の本に登場する児童文学のお話には必ずイギリスならではの美味しそうなお菓子や果物がでてきます。マーティンピピンではもちろんリンゴ。英国人がいかにリンゴを愛し様々に活用しているかこの本を読んで再確認しました。

北野佐久子著:物語のティータイム
読んでいると必ず甘いものとお茶がいただきたくなる本です。登場するお菓子のレシピも付けてくださっているので読後に作ってみたくなる一冊です。




おまけの写真。
 マーティンピピンが話す恋物語のひとつ、オープンウィキンズの舞台になったAlfriston(アルフリストン)の町。物語の描写の通りの街並みです。
この町は中世のころ密輸業者がひそかに物資を運び込み売買をしていた所だとのこと。当時の現場になったという宿屋がいまでも残り歴史を語っています。北野先生のご本にもこの街のことが書かれておりとても懐かしく思いだしました。