2015年10月22日

An Architect (建築家 吉村順三)

皆様ご機嫌いかがですか?

吉村順三先生は日本を代表する建築家のひとりです。黒川紀章や丹下健三のような華やかさはないけれど建築物への誠意を忘れない本物の家を作られた方だと尊敬しています。

先生の軽井沢の別荘は暮らしの楽しさがコンセプトであちこちにユニークな仕掛けが見られます。小さな森の家 は本物の建築であるがゆえ長い年月を経て益々豊かに自然と調和をしています。

こんな家を建てたいな。こんな家に住みたいなと思わせる一冊です。
彼の建築が好きなことを知る友人が最近新しい本を一冊贈ってくれました。

訥々とした語り口で家はその地域の風土や文化を背景に作られるべきだと述べられています。住宅は設計の基本でありそこに住む人の暮らしを考えることである。そして暮らしはその土地に属している。

シンプルな考え方に住宅の原点を思います。

自然と調和しエネルギーの無駄遣いをしない優しい暮らしをずっと以前から推奨してこられたのですね。

これから家を建てる方、住まいに興味のある方にぜひ読んでいただきたいなと思いました。