2017年6月27日

Letter from England (Nursing Home )

 皆様ご機嫌いかがですか?
近年の英国は日本と同様に高齢化が進み私の友人のご両親たちも自宅を離れホームへ引っ越しをする方たちが増えてきました。
彼らの暮らすホームを訪ねるたびにその質の良さにQuality of Life (人生の質)が垣間見えます。

ヴィクトリアンハウスを改良したこのホームには男女40名ほどのお年寄りが暮らしています。


 入口を入るとすぐに広いホールとラウンジに案内されます。
こちらでは居住者はもちろんのこと訪問客たちもゆったりくつろぐことができます。
 お食事をするダイニングもホテルのような設えです。またここではどの場所に佇んでもホーム特有の臭いがありません。
ここいいたらお年寄りたちはちょっと旅行に来たような気分を味わえそうですね。
 訪問する家族や友人たちを歓迎している様子はダイニングの隅に設けられた小さなキッチンに表現されています。
ここでは誰でもいつでもリフレッシュメントとしてのお茶やコーヒーがいただけます。

ティーカップもアンティークでした!



 友人の個室は中庭に面しており窓の外にバードフィーダーが掛かっているのが印象的でした。小鳥の声で目覚める暮らしを楽しんでいるのですね。

福祉の国、イギリス。たくさんの問題をかかえていますがこのような暮らしぶりを拝見するたびに英国の豊かさと文化の奥深さに敬服させられます。