最近ご近所(といっても車で3~4時間くらいの所)に小さな旅をする楽しさを覚えてしまい暇を見つけてはお出かけしています。今回も建築と自然に親しむ旅をしてまいりました。
花鳥の彫刻が美しい陽明門を通り中へ進みます。
陽明門を裏から見ると1本だけ柱が逆さまになっていることに気づきます。満つれば欠けるという諺から建物も完成と同時に崩壊が始まると考え災いを避けるためわざと柱を逆さにし未完の状態にしたと言われます。
私は建物が経年し劣化することも美しいと思うけれど徳川幕府の威信にかけて常にぴかぴかでなくてはならなかったのですね。
日光見ずして結構と言うなかれという諺がある様に権現建築の極みである建築物は本当に一見の価値があります。複雑な文様の彫刻たちは表情が明るく楽しい趣向に満ちています。これから素晴らしい時代が訪れることを世に知らしめた所以ですね。
When British writer Isabella Bird visited Nikko, she said that if you haven't been to Nikko, you can't say Kekko. It is the same meaning of "See Naples and die."
When I saw Toshogu shrine, I agreed with her.