2024年6月26日

Short trip (小さな旅)

 

以前から訪ねてみたいと思っていた千葉県香取市の佐原(さわら)。利根川の水流を利用し江戸へ物資を運ぶ物流の町として栄えてきました。現在は高速道路のお蔭で鎌倉からも2時間半ほどで訪れることができます。




町の中心を流れる小野川沿いに黒い瓦屋根の建物が並びます。高さと屋根の色が統一されるだけで街並みがすっきり綺麗に見えます。佐原は千葉県の北ですがこののち訪れた南の安房方面でも黒瓦の家々が多く見られ千葉の家の美しさを楽しんで来ました。日本の家は本来四季の色の移り変わりと融合しやすい色調(Earth Color)で建てられていました。自然色に干渉する色を建物に使ってはいけないことを再確認しました。






古い建物を維持することは並大抵ではないと思います。佐原の古民家たちはレストランになったりお宿になったりと姿を変えながら守られています。
鎌倉市でも民間で建物を守ろうという傾向が見られ始めました。街並みとそれに付随する景観は私たちの文化であり財産です。後世へ伝えるためにポタリーも何かで一助になる活動ができたらなと思う毎日です。

Sawara is the old town where were prospered by water transportation during the Edo period. Now the motorway takes us there within 2.5 hours from Kamakura. Kamakura lost many original wooden houses, but here still keep them.