2013年11月4日

Letter from England (英国からのお便り)


皆さまご機嫌いかがですか? 英国を訪れるたびに私が感心することはこの国の景観の変化の少なさです。30数年前に初めてイギリスを訪れた日と変わらぬ街並みを見るたびに古いものや自然をを大切にする彼らの考え方に感銘を受けます。もちろん近年のロンドンでは開発が進み近代的な建物も沢山みられますが基本的には変化よりも守ることを大事にします。写真に写っているMary(メアリー)の家は築400年の農家。最近屋根の茅の補修をしたばかりです。このような家は壊すことはもちろん外観を変えることも厳しく制限をされています。
内部は全室セントラルヒーティングで快適ですが窓も壁も低くて頭をぶつけそうですね。昔の人はイギリス人でも背が低かったのですね。

400年前に流行っていた建築手法のハーフティンバー仕上げです。

農家の回りには4エーカー(約5000坪)の敷地が広がっています。メアリーたちは農業をしているわけではないのでただ緑を守っています。贅沢ですね。 余談ですがメアリーのお隣はポールマッカトニーの家です。ポールの家も広大な緑を大切に守っているそうです。これは自分のためというより自然のためだと言っていました。 日本だったら広い土地があると開発業者が小さな庭付きの家を沢山建ててしまうのでイギリス人の緑を守る姿勢を本当にすごいなと思います。