2026年4月11日

April Garden (4月の庭)

 

昨夜の嵐で庭はどうなったかしらと心配したけれど春生まれの植物たちは風雨をものともせず元気に朝を迎えました。

ちょっとの間に宿根草たちの初夏の準備で地面は埋め尽くされました。



ジギタリス。急に背が伸びてきました。













ひと月前は黄色い花で春を迎えましたが4月は清楚な白で始まります。












オオニソガラム。別名スターオブベツレヘム。早朝の庭で星のように輝く顔を見せますが午後になると閉じてお昼寝に入ります。











今年も意外なところで出会うアリウムトリケラトム。(三角ネギ)。可憐な様相に似合わず旺盛に勢力を広げる花。食用になるのでポタリーでは花をサラダに入れるなどして楽しんでいます。
ポタリーの敷地内のいたるところで咲き誇っているのでもしこの花をご自宅に迎えたい方がいらしたらお分けいたします。お気軽のお声掛けください。









今年初めて咲いたフラチラリア。1本でこの存在感。これからアリウムたちが続々咲き始めるので今だけ存分に姿を楽しみます。











青のムスカリやネモフィラブルーも足元で頑張っていますね。毎年必ず戻ってくる花たちです。












庭は数か月の冬眠から覚め思う存分にその姿を表し始めました。これから夏の終わりまでお庭で過ごす時間が長くなりそうです。

The garden has awakened from its winter sleep. Suddenly all the plants begin to grow, covering the ground with their fresh leaves.







2026年4月9日

New season (新緑の季節)

 

鎌倉山の桜も終盤を迎えました。今年も楽しませてくれてありがとう!

The cherry blossoms are fading, scattering pink petals across the ground, leaving us delighted by the trace of spring.






見事な饗宴を見せてくれた後は花の吹き寄せ。こちらもしばらくお掃除しながら楽しみます。

代わりに咲き始めたのはモッコウバラ。昨年は4月20日過ぎに咲きだしたから今年は2週間も早く開花しました。毎年少しずつ早くなるのは温暖化のせいかしら。





中国生まれのWhite Banksia Rose(バンクシー)。モッコウバラの開花とともに鎌倉山では新緑が始まります。昼の時間が長くなり日々暖かくなる爽やかな季節の到来。同時にお庭仕事が忙しくなる時期でもあります。次回はお庭をご紹介しますね。

2026年4月5日

The traditional English sweets (イギリスのお菓子)

ポタリーのカフェ。英国のフードを紹介してます。イギリスのホームメイドらしくシンプルで飾り気はないけれどしっかりした存在感のあるお菓子はお客様たちにもご好評いただいています。

近年のスコーンブームに続きイギリス菓子の人気が上昇中とのこと。人気に乗じて先日はキャロットケーキの取材を受けました。




 

キャロットケーキ。名前の通り人参がたっぷり入ったお菓子です。作り方によってお味も千差万別ですが中身がどうであれ共通したポイントは人参の刻み方かなと思います。人参をふわっと削れたらほぼ成功。
ポタリーカフェの定番のケーキをぜひお試しください。

Recently the traditional English sweets have been attracting attention. They are quietly becoming popular among Japanese women. Their simplicity makes them easy and enjoyable to try.





おまけの写真。
昨夜の春の嵐が作った花筏。今年の桜もあっという間に終わりそうです。花吹雪の鎌倉山へぜひお運びください。


2026年4月2日

Evocative words (桜に纏わる日本語たち)

 

花冷えの朝。昨夜から降り続いていた雨は夕方になってようやく上がりました。花曇りではありますが数日ぶりにしみじみ桜鑑賞。

本当にゴージャスな木ですね。






満開の後はすぐに花吹雪。その前に一枝お店で楽しみます。









花冷え、花曇り、花吹雪、花筏等々、桜に纏わる日本語が沢山あります。季節に対する豊かな情感から生まれる言葉たち。日本語は美しいなと思います。
Japanese has many evocative words connected to cherry blossoms. Hanabie describes the chilly air during blossoms season and Hanagumori refers to the soft, cloudy skies that often accompany the flowers in bloom. 


2026年3月29日

Dog as a friend (ルーカス登場)

 

桜の開花に伴いお花見散歩のお客様で大賑わいの鎌倉山です。今日は可愛いゲストを迎えポタリーは一段とにぎやかになりました。







バーティの弟分、ルーカス。1日看板犬をしています。バーティと適度な距離を保ちながらお利口にお店番してます。











マイペースでオラが大将気質のバーティと用心深くビビりのルーカス。みんな性格が違っていて面白いな。
食べ物に異常に反応するところはそっくりです。

Being with us is the most natural way for dogs to comfort us. They don’t try to fix us, they just stay.  That quiet companionship is often the deepest kind of healing.




2026年3月28日

Cherry Blossoms (鎌倉山の開花情報)

 

ポタリーの桜。咲き始めました!毎年この季節になるとお散歩途上で行き交う人達とのご挨拶が ”咲き始めましたね~。”に変わります。桜が咲くことは春の象徴。これからどんどん暖かくなり良い季節が来る。美しい花の下に立っているだけできっとすべて上手くいくと思える明るい季節の到来です。




桜道のソメイヨシノも80歳が過ぎ年々枝を落とし小さくなってきました。それでも見事な花を咲かせてくれます。
来週末まで花の饗宴が楽しめそうです。
散策がてらぜひ遊びにいらして下さい。

Cherry blossoms on Kamakurayama have started to bloom. They aren't in full swing yet, but they should reach their peak by the end of next weekend.







おまけの写真。ちびっこバーティ。
最近テーブルの上の物に手を掛けることを覚えてしまいました。少し前まで脚が短すぎてテーブルに手を掛けられなかったのに。背が伸びたのですね。もうすぐ5歳になります。

2026年3月25日

Sold for a farthing. (本屋さんでの発見)

 

何も予定の無い休日。湘南Tsiteの蔦屋へ本探しに出かけました。広い空間に様々なジャンルの本が勢揃い。1日過ごしていても飽きません。






ゆっくり本を読めるカフェも併設。お茶を飲みながら読書三昧の午後を過ごしました。
近年ペーパーレス化が進みスマートフォンにダウンロードすることが主流になりがちですが本の装丁を眺めたりや紙の感触を感じることも読書の贅沢な楽しみだなと思います。






本日のギフト。可愛い本を見つけました!
第二次世界大戦下のロンドンで起こった小さな奇跡のストーリーです。
スズメはポタリーガーデンにも毎朝お食事に来るお馴染みの鳥ですがこの本を読んでみると知性も感情も豊かな生き物であることが分かります。

Sold for a farthing was the story which happened in wartime in London.  Little sparrow could bring people a joy and a hope.
 




著者のClare Kippsが付けたタイトル、Sold for a farthing. これは小さく価値の少ないものの代名詞として使われる言葉です。もっと深読みすると聖書に登場する2羽のスズメを引き合いに出し些細なモノにも神の愛が注がれるという意味合いを持ちます。
小さなスズメのクラレンスが戦火に苦しむ人々に希望を届けたお話。







2026年3月22日

Sweet Old things (古き良きモノたち)

アンティーク(古き良きモノ)に魅せられて買い集めた品々の中で時折お手入れが必要になるシルバー。英国のシルバーは純銀、銀メッキ何れにもマークが入っているので年代や作り手の特定がしやすく手入れをしながら歴史と対話できる楽しさもあります。





お夕飯を済ませた後、急に思い立って銀磨きを始めました。
写真のスプーンは息子生まれた後, 機会があるたびに1本ずつ買い集めたものです。いつの間にかこんなに増えました。年代もバラバラ。1本ずつ調べると使っていた人々の暮らしぶりも見えます。


こちらはMappin &Webb社が作ったホテルのカフェ仕様のポット。銀メッキですが老舗メーカーが作っただけあり丈夫でメッキもはがれません。











裏の刻印からブリティシュレイル(鉄道)が関連のレストランやホテルで使用するためにオーダーした品と分かりました。我が家の食卓の常連となりました。











I love old good things and have been collecting various items. Silver is one of them.  
Each has the hallmark like a signature to specify its birth and place.  It is always nice to find the history.

2026年3月19日

Cherry blossoms (桜開花情報)

桜の開花情報によると東京は昨日花が咲き始めたとのこと。横浜は20日の予報なので鎌倉も今週末から次々と咲き始めると思います。







ポタリーのソメイヨシノも急に蕾が膨らみ始めました。来週は毎日桜情報をお届けできそうです。
桜の開花に悦び、富士山の姿に感動するたびに日本人であることを実感します。桜と富士山の二つは昔からの私たちの暮らしに密接に寄り添う自然だからですね。





ポタリーガーデンも日々成長しています。写真はアリウム。5月に大きなネギ坊主のような花を見せてくれます。これからはお庭からも目が離せませんね。

In Tokyo, cherry blossoms are expected to start opening around March 20 and will be in full bloom by the end of this month.  It will be a bit later in Kamakurayama. Look forward to it! 

2026年3月15日

Aromatics (アロマティカス)

 

春の日差しを受けて窓辺のアロマティカスが急に元気になってきました。すっきりしたレモンの香りがするイランの多肉ハーブです。サラダに入れて食することも可能と聞きますが一番の効用は虫除け。高温多湿の日本の夏、窓辺に置いて害虫除けに利用しています。



コンサーバトリーの中で越冬した鉢も元気になってきたから春は近いのですね。

イランはダマスクローズの産地であり大昔から香水等芳香品が作られてきました。香りの良い植物の生息する地で現在進行形の戦争が一日も早く終息しますように。

Aromatic plants originally developed in Iran. They have lovely fragrance for humans, but do not attract  insects. 


2026年3月12日

Spring Weather (三寒四温)

 

今年の冬は暖かい日が続いたせいか先週末からの寒の戻りにすっかり風邪を引いてしまいました!

3月のお天気を表現する日本語に三寒四温という言葉があります。英語で探してみてもこんなにぴったりの4文字熟語はないので改めて日本語の美しさに感じ入っています。





イギリスの3月も黄色で始まります。黄色は虫たちが一番反応する色。冬眠から覚めた昆虫たちにいち早く見つけてもらい受粉が出来るようにとの自然の配慮です。

 When Spring arrives, yellow flowers are the first to spread around gardens attracting insects, which are waking from the long winter days.









ポタリーガーデンカフェで大人気の夏みかんも黄色。ヒヨドリやメジロなどが順番に楽しんでいます。見事なまで綺麗に食べてくれるので出したかいがありますね。











バーティ。風邪を引いてしまって遊んであげられないけれど静かに良い仔でいます。犬は家族の状況が雰囲気で分かるのですね。眉毛を下げて心配そうに見ています。
ごめんね~。
めったに病気にならないのでたまに風邪を引くとバーティも家族も優しくて頭が下がります。



2026年3月7日

Spring Messenger (春の使者)

 

鎌倉山の白モクレン。ソメイヨシノに先駆けて咲く春の使者です。今年は例年より早い開花です。

Large white magnolia flowers are nearly in full bloom. They are the first spring messenger to let us know winter has ended and brighter days are on its way.


鎌倉山は近年開発に伴う樹木の伐採が進んでいます。新しく家を建てるために駐車場のスペース確保のために木を切るのは仕方ないことなのかもしれません。でも設計プラン中に既存樹木を残すことを考慮して家や庭の形を決め可能な限り景観や自然を守れたらそれは後世に残せる最高の財産になるのではと思います。

長い年月の間私たちを楽しませてくれるこの木はずっと残って欲しいな。




ポタリーのソメイヨシノ。蕾はまだ硬いけれど少しずつ膨らみ始めました。花の季節が待ち遠しいです。




2026年3月3日

The Girls' Day (雛祭り)

 

今日は雛祭り。冷たい雨の一日でしたが華やかで明るい雛人形たちに啓発され日本の文化を愛でる一日になりました。

女の子のお祝いらしく赤い毛氈の上に並んだお雛様。ご近所の古民家で拝見。この時期は様々な場所でお人形を鑑賞できることもお散歩の楽しみのひとつです。

March 3rd is the Girls' Festival, a day to celebrate the growth and health of girls. 




こちらは還暦を迎えた木目込みの雛たち。吉徳で購入した私のお人形です。掌にすっぽり乗ってしまう小ささが愛らしくて大切にしています。ふっくら下膨れ。切れ長、一重瞼のあどけないお顔も気に入っています。


おまけの写真。
雨だから何処にもお出かけしないけれど雛祭りに着物を着る機会に恵まれました。結城紬に袋帯を締めると立ち居振る舞いもしとやかになるのは不思議。












着物と帯の絶妙なコンビネーション。春らしい藤色の着物に梅の柄の帯。昔の日本の女性たちはお召し物で季節を先取りし帯と小物の色合わせで変化を楽しんだことと思います。皆お洒落上級者だったのですね。





2026年3月1日

Antique dish (古き良きモノたち)

 

アンティークを扱っているとそのモノが生まれた時代背景や文化、生活様式などが垣間見えます。

写真はNew Hall Potteryのスープディッシュ。1930年から50年にかけて作られた作品です。

We can learn about culture and lifestyle from antique dishes, as each one has its own unique history. This lidded soup dish was designed to keep food warm and flavorful, just the way they like it.



同じ頃活躍した英国の陶芸家Susie Cooper(スージークーパー)を彷彿させるデザイン。アールデコからフィフティーズを共に生き抜いた人々が残した作品はクリーム色の生地と優しい花柄で人々の食卓を癒したことと想像します。










スープが冷めにくいようにとの配慮から蓋がついています。
イギリス人の食卓で気づいたことのひとつ。彼らはお料理の温度をとても大切にします。ディナープレートはもちろんのことサイドメニューのお野菜も(大抵温野菜)暖かいうちに頂きたいので器も蓋つきで供されます。








こちらは蓋つきのベジタブルディッシュ。中に茹でた野菜をいれてました。日本の野菜の煮物の感覚でしょうかしら。











こんな素敵な器で登場したら煮物もグレードアップしそうですね。









19世紀の終わりころの作品だと思いますが陶器の年代を特定するマークがないためこれはお店には出さずに私の私物。焼き立てのスコーンを入れて楽しんでます。ヒビが入ったところを友人が金継してくれたので大切度がさらに増えました!