2014年4月11日

出口保夫先生

先日英文学者の出口保夫先生をお訪ねしました。

以前にもこのブログの中で書きましたが先生はイギリスロマン派文学の第一人者です。またイギリスの奥深さや豊かさに魅せられた英国研究者でもいらっしゃいます。

英語の勉強をしていた大学生の頃、出口先生の著書を読み先生はもとより英国文化に憧れました。

あれから何十年もたってご縁があって半年に1度くらい先生をお訪ねしお茶をいただきながら先生のレクチャーを受ける機会に恵まれました。



先生の入れてくださるお茶も英国流。濃いめのミルクティーです。茶葉もミルクもケチケチしないことがおいしいお茶の基本だとのこと。

先生は紅茶に関する本ももたくさん書かれました。
一昨年前から執筆なさっていたワーズワース自伝もようやく上梓なさったとのこと。今秋には書店に並びます。

机の右端にちょこっと見えるのがポタリーのオリジナルカレンダーです。今年もまたお使いいただけて光栄です。
今回のお話のテーマは近世の代表的文学者シェークスピアでした。シェークスピアが活躍していたころのロンドンの様子です。日本が江戸時代の初期のころイギリスではこのような石造りの建物が建てられお芝居のための劇場がたくさん造られていました。


最近の出口先生です。
80歳を過ぎられましたがまだまだお元気で執筆をなさっていらっしゃいます。

日々の暮らしは美しいもので満たされるべきという考えはイギリス人のライフスタイルに通じるものがあります。 英文学者として素晴らしい功績を作られましたが生活者としてもその暮らしぶりから学ぶことが数多くあります。


先生の春の庭は花がいっぱいでした。バードフィーダーのエサを目当てに鳥が遊びにくるそうです。 日当たりがよく明るすぎるため先生の庭ではウグイスは鳴いてくれないそうです。

何気ない話も先生がユーモアたっぷりに話されると可笑しくて思わず笑ってしまいます。

これからもどうぞお元気でいつまでもよいお仕事をしていただきたいと願っています。