2015年12月3日

出口保夫先生 

 皆様ご機嫌いかがですか?

英文学者の出口保夫先生は鎌倉材木座在住です。先生のお宅から鎌倉駅まではバスで7~8分。歩くと20分ほどの距離だそうです。

毎朝7時に起き8時に朝食。ポーチドエッグとサラダ、ホールウィールのブラウンブレッドトーストにマーマレードが朝ごはんの定番だそうです。 そしてたっぷりミルクティーを召し上がります。

昼食が住むと毎日歩いてお買い物にでかけます。帰り路ではアンティークショップを覗いたりお寺を訪ねたりしながら体と心に栄養と刺激を与えます。

在宅時は書斎で執筆をし夜は10時になると休みます。

「僕は規則正しい生活を好みます。」とおっしゃる先生の暮らしぶりは羨ましいほど自由で毎日が完結していらっしゃいます。 
 数年前から嬉しいご縁に恵まれて先生の材木座のお宅を訪ねて英国のお話を聞く機会を持てるようになりました。

春にお訪ねしたときは真っ白なノースポールがお庭一面に咲いていました。今日は紅葉が色づいていました。

毎回テーマを変えてお話くださいます。今日のテーマはスコットランド。ちょうど先週スコットランドから帰ってきたばかりだったのでなんだか懐かしい嬉しいお話でした。

先生曰く、言葉は分かりやすくなくてはなりません。とのこと。そういえば100冊以上の著作は読者が読みやすいような言葉で書いていらっしゃいます。レクチャーも同様で私たちが興味を引く事柄を面白く説明してくださるのでいつも聞きほれてしまいます。


 愛用のロイヤルウースターのブラックベリー柄のティーセットでおもてなしをしていただくのももう何回めでしょうか??

いつも大きなティーポットに茶葉とお湯をたっぷり入れ冷たいミルクとともに出してくださいます。茶葉もお湯もミルクもケチケチしないことが鉄則だそうです。

先生のお茶はいつも英国の紅茶の味がします。ちょっと濃いめでふくふくした香りととろんとしたミルク色のお茶が出口先生のティーなのですね。


玄関脇の棚の上に飾ってある陶器のコレクションを拝見し美しいものを愛おしむ先生の暮らしぶりが伝わります。

今日のお話の最後に Aを目指さなくても上質なBであれとおっしゃった言葉がとても心に響きました。 

たくさんの美しい言葉をいただき、心豊かな1日を過ごしたこと本当に感謝しています。