2017年5月4日

Dry Stone Walling (ライムストーンの石積み)

 皆様ご機嫌いかがですか?
日本の方々が大好きなイギリスのコッツウォルズ地方。はちみつ色の美しい表情をもつライムストーンもこの地方の特産の石です。古くから地元で採れるものを使って家や庭を造るイギリス人にとってライムストーンの石塀は自然がもたらした経済的かつ合理的な建造物のといえます。
石積みは特殊技能を学んだ専門のDry Waller と呼ばれる技術者たちがコツコツと仕上げます。
英国でこの技術を学んだクラフトマンは日本でも15名ほどおり私たちの友人、小野雄大君もそのひとりです。
 天然のライムストーン。大きさ、 厚さはまちまちですがこれからハンドメイドで形をつくります。
 道具はいたってシンプル。
小さなハンマーを使用します。

 天然石を自分が使いたいサイズに削っていきます。丁寧にコツコツと作業しています。


 水平をとりながらまっすぐに倒れないように積み上げます。
ドライストーンは名前のとおりセメントなどの骨材は一切使わず天然の石を組み合わせて崩れないように積んでいきます。コンクリートブロックやレンガ塀の場合は撤去をする際は使用部材は産業廃棄物になりますがこの工法だと石は再生可能なため撤去し他へ移動しても後にゴミを残すことはありません。自然に優しく環境に良い工法なのですね。

 アトリエドゥフルールのお店の前の花壇の土留めに積まれたドライウォール。 
小野君と徳原さんのお蔭でアプローチが素敵になりました。 ありがとうございました!

ドライウォールにご興味がおありの方はぜひお問い合わせくださいませ。
お見積り申し上げます。