皆様ご機嫌いかがですか?
外国人観光客の数の増加に伴い公共の場で様々な外国語のアナウンスやお知らせを目にします。先日ふと目にとまった英語の注意書きがとてもユニークで日本らしい発想のものだったので言語が国民性や文化を表すことを再確認しました。
それは公共のトイレのドアの貼り紙でした。
外開きの扉の開閉について扉の向こう側にいる人に注意し静かに開けてくださいという内容でした。
日本語、韓国語と英語で書かれていました。
英語では
A someone is over the door. Please open the door quietly.
これを直訳すると 誰かがドアの上にいます。そーっとドアを開けてください。
となります。これは英語が正しいかどうかではなく日本語の考え方をそのまま英語に直したからなのだと思います。
日本語の奥床さや行間を読むという深さを他の言語に直すのは至難の業です。
その国を知るには言葉を学ぶに限ります。言葉は文化を表現するツールであり同時に心や考えを形作る無形の文化なのですね。