皆様ご機嫌いかがですか?
山の夜は日暮れ時の余韻を楽しむ間もなく突然に訪れます。夕方6時前なのにこの暗さ。暗いというよりはあたりは真っ黒。漆黒の闇という言葉そのとおりです。真っ黒な道を走り森の中に佇む蕎麦処、香草庵さんへ今夜は夕飯をいただきに参りました。
真暗な森の道を抜けるとぱっと明るい灯が見えます。英国アンティークの重厚な扉を開けて中にはいると落ち着いたインテリアのダイニングが迎えてくれます。
真冬にはまだ早いけれど原村の夜はかなり冷え込みます。暖かなストーブのそばに席を用意してくださいました。
今夜は蕎麦懐石。お任せのメニューです。
お蕎麦中心のお料理なのにお味にバリエーションがあり楽しめます。少しずつたくさんの種類でもてなしてくださりお腹も一杯になりました。
前菜。鴨の燻製と蕎麦焼き味噌。
焼きみそはそのままいただきましたがご飯との相性もよさそうです。
前菜つづき。
揚げそばがき。ふわふわのできあがり。
メインの鴨もさっぱり仕立てで上品でした。
夏に冷たいとろろそばをいただきました。今回はそばの実が入ったお雑炊でした。
蕎麦をお酢で〆るため作るのに手間と時間がかかりますと伺いました。
本当に絶品のおいしさでほんの1分で完食してしまいました。
さすが長野は蕎麦どころ。こしの効いた蕎麦は食べ応えがありますね。
お口直しのフルーツは季節の葡萄。
マスカットは色が黄色くなったものの方が甘味があり美味しいそうです。
最後の蕎麦がきしるこ。
お腹がいっぱいになりました。
香草庵さんのお食事はお味はもちろんのこと器も素敵で見た目も楽しめます。
店内のインテリア、オーナー夫妻のおもてなしの気持ちもすべて感じよくすっかり癒されました。
香草庵:
長野県諏訪郡原村17217-3693
Tel:0266-70-2287
火・水定休 1月半ばから2月末まで冬季休業
夜の蕎麦懐石は予約が必要です。お一人様\5,000(税込)