2018年3月12日

Japanese Dolls (再び雛たち)


 皆様ご機嫌いかがですか?
3月中はあちらこちらの友人知人からお雛様鑑賞のお誘いをただきます。こちらは紫桜雛。今も同じ名前のお人形を拝見しますが現代版は小顔で目もぱっちり。知人の雛は半世紀以上前に造られたので下膨れの優しい面差しです。昭和の初期はふっくら顔が美人の象徴だったのですね。

 可愛い犬の仔たち。戌年だから登場しているのではなく雛たちを守るために毎年一緒に並ぶそうです。
この仔たちも点のような目がついているだけなのに愛らしいですね。 Simple is best.なのですね。

 こちらは一刀彫の雛人形です。
明るく笑っているようなお顔。
作り手はきっと心楽しい方だったのでしょう。






おまけの写真。
市松人形。江戸時代のころ武家の女子がお嫁に行くときに厄災の身代わりになり守ってもらえるようにと持参したそうです。着せ替えをして楽しんだとのこと。
これはあの時代でいうリカちゃん人形だったのですね。

西洋のビスクドール同様に優雅な衣装を纏い愛されてきた市松人形。ここにも日本の奥深い文化が垣間見えます。