根府川の山の上で創作活動をする陶芸家の矢田さん。今年は2年ぶりに穴窯に火を入れると聞き早速訪ねました。
生憎の雨でしたが空気はもう春。山では春の息吹がそこここに感じられます。
写真(左)の白いシートがかかっている場所に穴窯があります。
最初の火入れから4日間たゆみなく薪を入れ続け温度の変化でお釜の中の陶器に灰をかぶせます。灰がきれいにかぶるために微妙な温度調節が必要だとのこと。
何人かでチームを組んで仮眠を取りながら作業をしています。お釜を囲んでにぎやかにおしゃべりをしたりお酒をいただいたりしながら5日目の朝お釜の扉を開けるまでがんばります。
矢田さんの作品はさまざまです。
この仔は以前このアトリエの番犬だったポチ。
ろくろを使い家庭用の雑器も作ります。
我が家でも片口とサラダボウルが活躍しています。
矢田さんは一昨年に旅立たれたお母様のために神様を作られました。
大威徳明王。この方は閻魔様より力の或る方だそうです。
お母様を守ってくださるようにと願って作られた神様は優しいお顔です。
おまけの写真。
穴窯の横に造られた石窯。
このお釜でピザを焼いてくれました。
お釜に入れて3分ほどで外側がカリッとし中身がふわふわなピザができあがりました。
こんなに美味しいピザをいただいたのは初めてです!
ご馳走様でした。