2018年7月10日

Corfe Castle (機関車トーマス)


 皆様ご機嫌いかがですか?
南西部Doset州の小さな村、Corfe Castle 。
小高い丘の上にそびえるお城の廃墟がこの村のシンボルです。
城も村の家々もこの界隈で採掘した石で作られ長い時を経てもその姿を変えず佇んでいます。車の往来がなかったら昔にタイムスリップしてしまったような趣です。


 この村には昔ながらの蒸気機関車が走る駅があります。
息子が子供の頃よく読んで聞かせた機関車トーマスそのものの駅。駅舎も駅の備品も当時のまま使用されています。


 イギリスでは公共の乗り物に犬同伴は普通です。飼い主の足元で電車を待つわんこたち。お行儀良いですね。

 駅の待合室。
冬の間は暖炉に火が入るのでしょう。
アットホームな駅舎に和みます。
 ホームの端には無料の本の貸し出しコーナー在り。


 FIREと書かれたバケツもお洒落で可愛いですね。


 荷物の重さを測る量りも昔のままです。

 機関車の修理のための募金箱は機関車トーマスでした。



定刻どおり黒いタンクエンジンが走ってきました。
引っ張る客車も昔使われていたものそのままだそうです。

Corfe Castle からSwanageまで片道25分の旅です。牧草地帯の真ん中をとことこと
時速30~40キロくらいで走って行きます。こんなにゆっくりの旅は初めてです!


 Swanageへ到着。
こちらは海辺のリゾートなのでたくさんの人でにぎわっておりました。


 客車を改造したティールームでお茶を注文し帰りの電車内でいただくことにしました。

 マグカップはそのまま置いておいてねと車掌さんに言われ客車のテーブルに残してまいりました。

駅長さんも車掌さんも操縦士さんたちも皆さんのんびりムード。みんな笑顔で優しく親切。

あくせくしないで楽しく行こうよと機関車トーマスに諭されたような気分の一日でした。

今回の旅も今日が最終日。
これから荷物をまとめて帰国の途につきます。
次回は鎌倉山からまたお便りいたします。