2018年7月6日

Toscana (トスカーナの村)



 皆様ご機嫌いかがですか?
イタリアトスカーナ地方の北部は山に囲まれた小さな村々が点在するのどかなエリアです。

人々は人懐こく陽気で私たちを温かく迎えてくれます。


車の無い時代、山間の集落で暮らす人々は徒歩で互いを訪ね合ったそうです。
今でも道は狭く急なので車での移動も大変です。
この周辺は大理石の産地なので教会や公会堂のような大きな建物に大理石が目立ちますね。


日差しが強くて暑いけれど空気は乾燥していますので木陰はほっとする涼しさです。

どの家にも木陰にくつろぎコーナー が設えられゆったりした暮らしぶりが垣間見えます。

ちょうどお昼寝の時間帯のせいか人影は見えません。
イタリアでは午後2時ころから5時ころまで皆家に入って休憩します。お店もその時間帯は閉められるのでお買い物は朝早めに済ませます。


 山間の村の農家に泊めていただきました。
築500年の石造りの建物が今夜のお宿です。
補修をしながら大切に使われています。
ここは昔は農作業のためのテラスだったそうです。今は涼しい休憩場所になりました。
古いキッチン。

 こちらの暖炉は今も現役で使っているとのこと。

 郷土資料館のようなキッチンですね。
 日々使用するキッチンは近代的。母屋の中にもう一つあります。
Mamma(お母さん)のお料理をご馳走になりました。

 ハート型のパスタの中身はリコッタチーズです。ソースは今朝お父さんが森で採取したポルチーニがたっぷり入っていました。

 パスタのあとはズッキーニのオムレツ。
こちらも畑から採ってきて料理してくれました。
 お食事のあとで村を案内していただきました。
この地方は栗の産地です。
森の半数以上は野生の栗の木。
秋になって栗が地面に落ちると広い集めて燻蒸小屋に入れ40日間煙を立てながら乾かします。
乾いた栗は粉にされポレンタやクレープに変身します。

 また珍しいものも見られました。

村の洗濯小屋。
今は使われていないそうですが昔はにぎやかにおしゃべりしながら皆でお洗濯していたのでしょうね。

お父さんとお母さん。
Olinto e Alessandra

温かいおもてなしをありがとうございました!
Arrivedrci!