2018年7月8日

The Grange Festival (オペラの夕べ)


皆様ご機嫌いかがですか?
夏のイギリスは花と音楽の饗宴です。
Winchester郊外のマナーハウス、The Grangeで開催されるThe Grange Festival。オペラハウスでは世界中から集まる一流のアーティストたちによるパフォーマンスを堪能することができます。

開演は午後5時半ですが3時半になるとお庭が開場されます。
私たちが入場したときはすでにたくさんの人々がテーブルや椅子を広げピクニックの準備をしておりました。
タキシードを着た男性たちがお弁当やドリンクの入ったバスケットを持って歩く姿は何やら微笑ましいですね。
事前予約をしておけばMarqee(テント)の中でのお食事も準備してもらえます。

開演前とインターバルの間、皆にぎやかにお食事をしイギリスの夏の夕べを存分に楽しみます。


開演15分前になるとオペラハウスの扉が開きベルが鳴ります。
The Grangeのオペラハウスの収容人数は550名とのこと。とても小規模ですが内容の良さが評判を生みいつも満席です。

The Grange Festivalによる収益は建物の維持や教育資金等に使われるとのこと。
フェスティバルに参加することで様々な有益な事業へ貢献することになります。



今宵の演目はHandel(ヘンデル)の
Agrippina(アグリピーナ)。演出は現代的でしたがヘンデルらしいユニークで楽しい曲目に魅了されました。




午後10時半。ようやく日が暮れました。
オペラの余韻を残しながら家路につきます。

イギリスが豊かだと感じるのは大人が有意義に楽しめるイベントが様々な形で残っていることです。
非日常的な空間でアートを感じられることもこの国の豊かさの源泉だとしみじみ思います。