2023年2月11日

Japanese culture (日本の文芸堪能)

 

2023年10月末で建て替えのため一時閉館をする国立劇場ではさよなら公演と称して毎日歌舞伎や文楽等日本芸能の上演が目白押しです。

今日は近松門左衛門の浄瑠璃を楽しんで参りました。文楽のお話には時代物と世話物がありますが私は圧倒的に世話物が好きで近松の描く庶民の話に魅せられています。人形たちに代わって語る義太夫の語りの上手さはもとより語っている時の顔の表情にはいつも感銘を受けます。義太夫には若い方の姿も見られ日本の伝統文芸を継承する世代が育っていることも嬉しいです。




先日鑑賞したイタリアオペラの時代と多少前後しますがヨーロッパのバロック時代の文化は貴族や富裕層を中心に繁栄しましたが日本の17世紀から18世紀の文芸は元気な庶民文化がベースとなっています。当時の人々の暮らしぶりが生き生きと感じられることも鑑賞する楽しみのひとつです。


17th century Japanese literature was fully flourished by commoners. We can feel lively lifestyle of the common people.