2012年3月22日

Hello from England: Dartford Grammar School (イギリスからのお便り)

皆様ごきげんいかがですか?イギリスからお便り申し上げます。

昨年の春からポタリースタッフの三田村さんの伯父さまの掘られた能面を預かり半年近くかけて写真撮影等の資料づくりをしておりました。彼が作られた能面の数は80面にものぼり写真を撮っているときにもその迫力や美しさに感動しておりました。

日本の文化をつたえる使者としてイギリスの学校へ寄贈できたら嬉しいねと三田村さんと話しておりましたところ偶然知人を介して日本文化の研究をしているイギリスのグラマースクールに寄贈できることになりました。



Dartford Grammar Schoolはイギリスケント州にある古い歴史をもつ学校です。写真は本校のメインエントランスです。こちらの建物は築200年ですが学校は16世紀に開校したとのこと。





建物正面玄関内のレセプションルームに12面の能面がシンメトリーに飾られておりました。
これから学生たちに日本文化の研究材料として使っていただけるとのこと。 嬉しいですね。




寄贈した能面の前で挨拶をなさっているのは校長先生(右)のMr. Oakes、日本語担当のMrs. Simpsonと今年7回生のMr.English.
Dartford Grammar Schoolでは特に語学やドラマなどクリエイティブなパフォーマンスに力をいれているそうです。日本語は1回生と2回生(11歳及び12歳)の学年では必須科目。その後は選択科目となり希望すれば学べます。私が訪ねた時は12歳のクラスでは俳句の授業をしてました。

イギリスは11歳から18歳までの7年間をグラマースクールで過ごします。日本の中学と高校が一緒になったシステムです。

ハウス オブ ポタリーではこれまでイギリスの文化やライフスタイルを伝えてきましたが今回初めて日本の文化を逆輸入することができました。素敵な仕事をさせていただけたこと本当に感謝してます!