2018年2月3日

History & Culture (鎌倉歴史文化交流館)

皆様ご機嫌いかがですか?
鎌倉扇谷の谷戸に佇む鎌倉歴史文化交流館。英国人建築家Norman Foster (ノーマンフォスター)の設計による建築物です。Kamakura Houseと名付けられ元は個人邸でしたがその後鎌倉市が寄贈を受け古都鎌倉の文化と歴史を記す博物館として開館されました。
鎌倉駅から徒歩7~8分の距離なのに奥まった谷戸にあるせいかひんやりとした静けさに包まれております。

建物自体は低層でシンプルな面のつらなる無機質な設え。


近代的な高層ビルの建築を数多く手がけているフォスターがこの地で活かしたかったのは周りの景観との融合なのでしょう。
 敷地全体に敷き詰められた石畳と大理石ブロックの外壁が谷戸の岩肌になじむようにシンプルさにこだわったのだと思われます。

個人邸のころの居室の面影は残念ながらなく各部屋は展示スペースとして改装されていました。室内から外へつながる通路の大理石に光を取り入れる工夫がされており面白いなと感心。
鎌倉市の博物館になったことで開発業者による破壊行為からこの土地が守られて良かったとしみじみ感じ入りました。
鎌倉歴史文化交流館:
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan-open.html