2016年6月19日

Letter from England (シネマホール)

 皆様ご機嫌いかがですか?

中世の面影の残る街、Rye(ライ)に映画館ができました。場所はライの丘の上に立つ教会のお隣です。

ここは元図書館でした。
古い建築物の外観をそのまま使用し内部をモダンにリノベーションしています。

 閲覧室だったホールはティールーム兼ラウンジに改装されました。

映画を観なくてもお茶やお食事ができるのでいつも地元の人々でにぎわっています。

普通のティールームと違うのは誰もおしゃべりをしていないことです。静かにシネマの始まりを待っている人、本を読んでいる人、パソコンでお仕事をしている人等様々です。

 映画のためのホールは2つ。 1ホール50名ほどしか入れませんがソファもゆったり、足元もスペースが十分とられゆっくりと映画鑑賞ができました。

この小さな映画館から発信されるシネマは様々ですが一番多いのはもちろん英国の映画です。普段あまり見られないものを堪能できるのは嬉しいことです。

イギリス人は本当に古いものを大切にします。保存することは新しく作るより時間もコストもかかるけれど歴史に敬服する国民性ゆえ残すことに積極的なのですね。

こちらはおまけの写真。

今夜鑑賞した映画。
Love & Friendship(愛と友情)

ジェーンオースティンのLady Susanがベースになったロマンティックコメディです。
19世紀の英国の貴族の館や女性たちのドレスを観ているだけで楽しめました。

私のイギリスからのお便りも今日が最期です。
これから荷造りをして空港へ向かいます。
また鎌倉山で皆様にお会いできること楽しみにしています。