皆様ご機嫌いかがですか?
英国の陶磁器会社Wood's(ウッズ)が1945年以降に作った業務用の食器は丈夫で使いやすいことから当時大流行しました。グリーンのBeryl、イエローのJasmine。そして写真にはありませんがブルーのIrisの3色ございます。
普段着のお茶器として質実剛健なクオリティとデザインにこだわったことが分かります。当時は学校の給食室や教会のミーティングルーム、公会堂など市民が集まる場所に必ず登場していたと聞きました。
もちろん庶民的なカフェでもガシガシと使用されていたことと思います。
カップ裏の素朴なスタンプからも戦後のモノの無い時代を彷彿させます。
私とほぼ同年代の友人たちはこのカップやお皿を見ると学校給食を思い出すと懐かしそうに話してくれます。
私が初めて出会ったのは80年代の日本でした。渋谷のアフタヌーンティーでBeryl wareでコーヒーをいただきました。
英国の陶器といえば華美なものを想像していたのでこんなに可愛い素朴なものもあるのだと感動した記憶があります。
機能的なデザインとクオリティにこだわった食器はいまではコレクタブルとなりアンティークショップの棚に並んでいます。
Simple is the best. シンプルであることが一番。私がこれらを好きな理由はこの一言に尽きます。