2018年7月25日

The topping out ceremony (建築の晴れの日)


皆様ご機嫌いかがですか?
建物を建てるという行為には様々な儀式や祝い事がつきものです。お日柄を選んだり職人さんたちが作業工程で縁起を担いだりするのもそのひとつ。すべて円満に滞りなく工事を進めることが目的です。
その中で一番のお祝い事は建前(上棟)ですね。
 基礎工事完了後のお日柄の良い日(大安)に1日で骨組みを棟まで建て上げる日のことを建前(たてまえ)と言います。新築する家の晴れの日です。

当日は大工の棟梁を始め鳶の職人さんたちが一丸となって建物のフレームを作ります。
皆さん手際がよくクールで見ていて見飽きません。


 鳶の若い衆たち。
高い足場パイプの上でハンマーをふるい柱に梁を設置していきます。


 早朝から休みなく作業をしてくださいました。日中は40度近くまで気温が上がったので現場作業はさぞかし大変だったことかとご苦労がしのばれます。

 建物の骨組みができあがりこれからお施主様を中心に上棟式が行われます。
棟梁が用意してくれた破魔矢を棟に立て皆で工事の無事を願います。

最近は工事に関わる儀式の簡略化が進み地鎮祭も上棟式も省かれることが多いと聞きさみしいなと感じていました。古くから伝承される儀式やお祭りごとは日本の文化でもあります。
建築工事の晴れの日の文化としての上棟式。
何度経験しても心弾むお祭りごとです。