2017年3月13日

New Town (新しい街)

 皆様ご機嫌いかがですか?

習志野市と民間との共同事業で開発された奏の杜(かなめのもり)は総武線津田沼駅から徒歩7~8分のところにあります。東京まで30分。高速道路入り口まで10分と利便性もよいので開発された土地には早々に家々が立ち並びました。

高層マンションの後ろ側が駅です。
ここに家を建てるときガレージの位置や植栽、塀の高さなど細かい指定を受けます。共通アイテムの設置も義務付けられモデルタウンとして景観の統一をめざしていることがわかります。
 さらに電線が地中に埋設されているので電柱がなく見苦しく交差する電線を目にすることもありません。
外壁や屋根の色も規定があるので立ち並ぶ家々もなんとなく雰囲気が似ています。

でもきれいに整っているのに何かひとつ足りないものがあるように思えるのはどうしてなのかしらと考えてみました。

写真(左)はロンドンの住宅地です。
統一された街並みは成熟した奥行があります。電線がないのですくすくと大きく伸びた木々が家にキャラクターをもたらしています。写真(下)も植物たちがアプローチを作り全体的に親しみやすい景色ができました。

家々が木々に囲まれ、道路の両脇に高木の並木ができたらこの街の景色はもっとずっと素敵になりそうですね。

木は夏の陽射しを遮り風を運び空気を浄化してくれます。街づくりをするときにはぜひ植樹のプランも考えてほしいなとしみじみ思いました。