万葉集や古今和歌集にも数多く詠まれている日本のアイリス、杜若(カキツバタ)。写真の折鶴という名前の美し杜若を育てるための池を作ることになりました。
アイリス科の植物であってもアヤメと杜若はまったく性質が異なります。アヤメは半日陰で乾いた土地を好みますが杜若は日当たりを好みお水の中で育ちます。水がなくては花は咲きません。
池の位置決めは難しいですね。邪魔にならない場所であること。植物のために日当たりの良さは考えなくてはなりませんが日本の夏の暑さから水温が上がりすぎないよう夏に適当に日蔭になる場所が好ましいです。こちらのお庭には大きな桜の木があるので落葉樹の桜の近くに決めました。
アプローチとパーゴラを挟む位置に作ったら形がハートになりました。💛
上段の水場を田圃のような花壇にし花をたくさん植えこみました。今年は花が咲くかしら???
移植したてなので花をみるには1年かかるかもしれませんがそれもまた先の楽しみです。
古くから杜若の美しい花を眺めながら会いたい人を待つ歌がたくさん詠まれています。
杜若の花言葉が ”幸せの訪れ”というのも納得します。